さらなる新システムを導入した最新の第7世代Tモデルとは?
Tモデルは、毎年現場からのフィードバックによる改良や、車体構造/コストの最適化などで進化を繰り返してきた。現行型は「F型」と呼ばれる第7世代モデルで、「接近センサー」「音声ガイダンス」「固縛用ベルトラック」などを装備する。
接近センサーは、上段デッキの2番(中央)フロア裏側にセンサーを装着。フロア操作時に、下段デッキに積載したクルマへの接触を防止する。現在も試験中で、今後さらなる改良が行なわれる可能性もあるという。
音声ガイダンスは、トレーラ右側前部と左側中央部、後面にそれぞれ1基ずつ赤外線センサーを装着。作業者を検知すると、ケアレスミスを防止する人工音声を発し、注意をうながす。
タイヤ固縛用ベルトラックは、従来のワイヤ固縛方式に加えて、新たに導入されたタイヤ固縛方式で用いるラッシングベルトを収納するための装備。これは新規車両のほか、既存の車両に対しても、二次架装による追加搭載が進められているものだ。
このほか、上段デッキを支える最後部のスライド柱は、最新の応力解析技術を駆使し、強度/剛性はそのままに板厚を薄くし、さらなる軽量化を図っている。
なお、トヨタ輸送と浜名ワークスではすでに第8世代となる「G型」も開発している。G型は、F型をベースに細部を改良したモデルという。
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