南極観測といえばタロ・ジロを筆頭とするカラフト犬が有名だが、犬ぞりを引いていたのは観測が始まった1956年から数年のみ。現在はそもそも、環境保護の観点から生き物の持ち込みは南極条約で禁止されている。
そのかわりに拡充していったのが雪上車をはじめとした装軌車やトラックといった車両郡で、今日も観測隊の活動や暮らしを支えてる。
日本の南極観測を支える車両と隊員はどのように携わり、限られた物資のなかで運用されているのだろうか。国立極地研究所南極観測センター設備支援チーム(取材当時)の石﨑教夫氏に聞いた。
文/フルロード編集部 写真・資料提供/フルロード編集部・国立極地研究所
*2017年9月発行「フルロード」第26号より