ブリザードが去った後は除雪が行なわれる。気象棟前でかき集めた雪をダンプで運ぶ
「しらせ」から飛び立ったヘリコプターが隊員を昭和基地に降ろし終わったら、後は緊急性の高い物資から優先空輸される
東南極地域で活動する11カ国が共同して維持している航空機が昭和基地に飛来。緊急で必要となった部品などが運ばれてきた。生野菜の差し入れにも大喜びだ
野外観測が始まる前にはレスキュー訓練が行なわれる。海氷や大陸には隠れた危険がたくさんあり、クレバスに落ちた人の救助方法やロープワークなど、全員がレスキューのノウハウを学ぶ
機械隊員が実施した、車両の使用方法についての講習会
装輪車が活躍を終えるのは4月頃。それから1カ月をかけ、車両隊員による丁寧で確かな整備が施され、トラックは冬の長い眠りにつく
車両をはじめ機械のメンテナンスを行なうのは、いすゞ自動車、大原鉄工所、ヤンマー、関電工などの出身者。機械隊員なので、もちろん専門外でも、直せるものは直すのが基本だ
隊員はそれぞれが任務や役割に追われているため、皆が顔を合わす食事の時間はとても大切だ。食事は専門の調理隊員が作るが、生野菜が手に入らないのがツラいところ(第56次隊)
日本の各南極基地や東京、「しらせ」が最後に立ち寄るオーストラリアのフリーマントルまでの距離が書かれた看板
雪原を走るタダノのカーゴクレーンを架装したMS65S
新たに施設を建てているところ。ラフテレーンクレーンやダンプが活躍する
極夜明けを前に、雪に埋まったそりを引き出しているところ
昭和基地はオーロラがよく観測できる場所として知られている。オーロラが一気に広がることを「オーロラ爆発」という
極夜が過ぎてから観測隊ではさまざまな野外調査旅行を行なう。上空の水蒸気量とオゾン量を探るゾンデを放っているところ
物資を積んだ何台ものソリを牽引するMS50
昭和基地で行なわれた第56次越冬隊と第57次隊の越冬交代式の模様
南極・北極科学館の屋外には初期の南極観測で活躍し、殉職したカラフト犬の像が置かれている