中型EVトラックの量産体制は準備万端 !? いすゞがカミンズからのバッテリーパワートレーンシステム供給契約を締結

中型EVトラックの量産体制は準備万端 !? いすゞがカミンズからのバッテリーパワートレーンシステム供給契約を締結

 いすゞ自動車は、パートナーシップを結ぶ米・カミンズ社のゼロエミッション事業部門であるアクセレラ by Cummins(2023年3月に発足)と、バッテリーパワートレーンシステムの供給契約締結を発表した。

 同システムは今後、いすゞが2027年に北米で市場投入を目指す、中型車のBEVトラックに搭載が予定される。

文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/いすゞ自動車

北米市場における部材の地産地消型サプライチェーンを構築

中型トラック「Fシリーズ」ベースのBEVトラック(モニター車)
中型トラック「Fシリーズ」ベースのBEVトラック(モニター車)

 いすゞとカミンズは、2019年5月にパワートレーン事業に関する包括契約「Isuzu Cummins Powertrain Partnership(ICPP)」を締結し次世代パワートレーンの効率的な開発において協業を開始。

 2021年2月にはICPPに基づき、中型ディーゼルエンジン及び先行技術分野での協業に合意し、2024年7月に両社が共同開発した6.7リッター直列6気筒ディーゼルエンジン「DB6A」を搭載した中型車系、新型「フォワード」(及びUDの新型「コンドル」)の車両総重量15トン以上モデル(16トン、20トン、22トン仕様)を日本で発売開始した。

 また電動トラック分野としては、2022年10月に北米向け中型トラック「Fシリーズ」をベースにカミンズ(現・アクセレラ)製電動システム「PowerDrive6000」を搭載した中型電動プロトタイプトラックを製作し、北米にて大手フリートユーザーのもと市場投入を見据えた実証を行なっている。

 いっぽう今年2月、いすゞは北米における商用車の中長期的な電動化を見据えた車両供給体制の強化を目的に、米国サウスカロライナ州に総投資額約2.8億ドルとなる新たな生産拠点を立ち上げることを発表。

いすゞが米国で稼働を予定する新生産拠点の外観
いすゞが米国で稼働を予定する新生産拠点の外観

 内燃機関とBEVの量産化に対応する同拠点は、稼働開始を2027年中とし、今回アクセレラから供給されることが決まった次世代リン酸鉄リチウムバッテリー技術などのバッテリーパワートレーンシステムを搭載するFシリーズ・BEVモデルの生産も予定している。

 カミンズとの協業体制を着実に進めてきたいすゞ自動車。同社は今後も、最適なパートナーとの協業を通じて競争力のある技術開発・商品提供を進め、重要市場である北米での事業をさらに加速させていきたいとしている。

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