三菱ふそうスーパーグレートに高速車線変更時の衝突回避システムを搭載! 室内装備の充実や先進機能の追加も見逃せないぞ!

ショートキャブ6×2車型に10.7リッターエンジン搭載モデルも

FUショートキャブ。キャビン後部のベッドを省いた代わりに10m級の荷台長を確保、ベッド付フルキャブよりも高い積載性を追求したモデルである。写真は当初より設定の7.7リッター6S10型エンジン搭載車(試作車なので細部は異なる)だが、追加された10.7リッター6R20型エンジン搭載車もほぼ同じ外観
FUショートキャブ。キャビン後部のベッドを省いた代わりに10m級の荷台長を確保、ベッド付フルキャブよりも高い積載性を追求したモデルである。写真は当初より設定の7.7リッター6S10型エンジン搭載車(試作車なので細部は異なる)だが、追加された10.7リッター6R20型エンジン搭載車もほぼ同じ外観

 ADA3とは別に、この3月から車型ラインナップ充実として、3軸6×2駆動車型「FU」のショートキャブ・10.7リッター6R20型エンジン搭載車(車両総重量25t・軸距7070mm・後輪エアサス・2PG-FU84HTZ2S)を追加した。

 ベッドスペースを省いたショートキャブ車は、全長12m車の場合、カゴ台車(1100mm×1100mmサイズ)を18台積むことができ、ベッド付フルキャブよりも2台多く運べる。そのため、大量の積荷を路線輸送している物流企業などで重用されている形態だ。

 これまでショートキャブ10.7リッター車は、低床4軸8×4駆動車型FSにのみ設定していたが、高床3軸車に最適化された物流拠点での運用や、22.5インチ径タイヤ10本装着による相対的なメンテナンスコストの低さなどから、新型スーパーグレート発表以来、FUでの展開(従来は7.7リッター車のみ)を望む声があったという。

 ちなみに新型スーパーグレートでは、新開発の12.8リッター6R30型エンジン搭載車が、販売および受注の多くを占めているが、キャブ前後長が短いショートキャブ車への6R30型の搭載(冷却系などの補機類も収容しなければならない)は難しいとされている。

次ページは : さらに進化する2024年モデル

最新号

【特集】いすゞエルフミオ フルロードvol.56 本日(3/10)発売!!

【特集】いすゞエルフミオ フルロードvol.56 本日(3/10)発売!!

 自動車雑誌ナンバーワンの「ベストカー」が自信をもってお送りする本格派のトラックマガジン!!  今号…