「ジャパンモビリティショー2025」の開幕が2日後に迫りました! 前回の14年前に続いて、今回は12年前の東京モーターショー2013に出品された商用車をプレイバック! 電動化に加えて、空力特性改善、新興国モデル、フルトレーラ基準緩和……と出品車のテーマは多彩になりました。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/フルロード編集部、多賀まりお
12年前はあのクルマも初登場!
2013年の第43回東京モーターショーは、第42回に続いて東京ビッグサイトで開催され、会場面積は同じであるものの出展社数178社、出展車両数426台、入場者数90万2800人と、さらに規模が拡大しました。
本稿の主役は商用車ですが、トヨタがFCEV乗用車「MIRAI」、タクシーキャブ「JPN TAXI」のそれぞれコンセプトを出展、さらにイーロン・マスク氏率いるテスラも初参加(ただし日本市場参入は2010年から)しており、モーターショー史上でも特筆すべき回だったといえるかもしれません。ちなみにこの時テスラが出品したのは、同年6月にデビューしたセダン型の「モデルS」でした。これらがもう12年前の出来事だったんですね……。
さて、商用車ではどのようなクルマが登場していたのでしょうか? プレイバック2013モーターショー!
2013年のコンセプトカー
【日野】ポンチョ・ミニ
小型BEVコミュニティバスのコンセプトモデル。フロントモーター・前輪駆動・超低床シャシーをベースに、ルーミーな11人乗バスボディを架装した。リアは観音ドアとなっており、ベビーカーや車いすの乗降に配慮していた。これらはJMS2025に出品予定のコンセプトカー・ポンチョドットでも継承されており、このポンチョ・ミニからの系譜といえるかもしれない。
【日野】小型EV商用車プラットフォーム
小型BEVトラックのコンセプトモデル。同年からヤマト運輸と実証運行を始めた超低床EVトラックをショーカーに仕立てたもので、前述のポンチョ・ミニもこのシャシーをベースにしている。
【三菱ふそう】キャンターエコハイブリッドCanna(カンナ)
小型HEVトラックのコンセプトモデル。ベースは量産モデルそのままのキャンターエコハイブリッドだが、女性の職場としてのトラックを追求したショーカーである。特筆すべきはガーリーな外装色よりもインテリアで、インパネや内装トリム、シートカバーをブラウンとアイボリーのライトトーンでまとめられており、いまだに濃色が定番のトラック内装からの脱却を試みていた。
【ダイハツ】FC凸DECK(エフシーデコデッキ)
軽FC商用車のコンセプトモデル。「貴金属フリー液体燃料電池」を床下搭載するキャブオーバー商用車の提案は第42回から続くものだが、この回では平床荷台のトラック型になっていた。





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