極東開発工業は7月1日、特装車の稼働状況を記録・蓄積するIoT基盤を利用した車両管理支援システム「K-DaSS(Kyokuto Data Sharing Service)」について、ゴミ収集車ユーザー向けアプリ、およびWebの展開をスタートすると発表した。
「K-DaSS」は、同社独自のIoTシステムで、2019年2月に、同社および契約サービスステーションのサービスマンが専用スマートフォン用アプリにより近距離無線通信機能を搭載した車両と通信することで車両メンテナンスやデータ収集を行ない、ユーザーに適切なメンテナンスを提案することが可能となる「サービスツールシステム」をリリースしている。
今回、システム展開の次のステップとして、ゴミ収集車のユーザー向けに、車両管理を支援するスマートフォン用アプリとWebサービスをリリースする。
同アプリとWebサービスは、事前のID登録を行なうことにより無料で利用することが可能で、登録された車両の「統計情報」「移動履歴」「収集管理」「保守情報」を確認することができる。これらの情報を活用することで、ユーザーの日々の業務の効率化・省力化・合理化を実現する。
同社では、「K-DaSS」の構築、および展開を通じ、「つながる特装車(コネクテッドSPV)」の取り組みに注力しており、今後も順次各製品への展開と、システムのアップデートを行なうことで、ユーザーへのより一層の利便性の提供とともに、さらにフレキシブルなサービス体制の強化を図る。
●「K-DaSS」アプリ・Webの特徴
①4種のデータが見える
「統計情報」「移動履歴」「収集管理」「保守情報」の4種のデータを確認することができるため、日々の業務や車両の状態をオンデマンドで把握することが可能。
②データの活用で実現する3つのメリット
「K-DaSS」で確認できるデータを活用することで、「収集業務の効率化」「日報作成業務の省力化」「車両メンテナンスの合理化」の3つのメリットを実現。ドライバーと車両管理者で情報を共有することにより、車両の適切な活用および維持管理を行なうことが可能となる。
K-DaSS アプリ・Webイメージ
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