新設計AMTで「走り」がめちゃ良くなった!! マイチェンした日野の大型トラック「プロフィア」の2024年モデルを試す!!!

世界初の「非接触操舵」がもたらす軽やかなステアリングフィール

運転席。従来から大きな変更はないが、ハンドリングは大きく進化した
運転席。従来から大きな変更はないが、ハンドリングは大きく進化した

 24型プロフィアの特筆すべき点はまだある。23型から車線維持支援システム(LKA)を標準装備したことで、この操作に不可欠な電動アシスト機能付きの油圧パワーステアリングも、必然的に標準装備となった。

 これは国内サプライヤー製のコラムシャフト同軸電動アクチュエータ式で、機能自体は競合3車のアシスト付パワステと同じだが、中空モーターでコラムシャフトを非接触操舵するのは世界初だ。

 電動アシスト付パワステには、直進走行時にハンドルをまっすぐ保てば、修正舵がほぼ不要で直進を保持し、旋回時のライン取りでも正確性が高く、舵角維持が容易、転回時の切り返しが軽い、といったハンドル操作にまつわる疲労を軽減するメリットがある。

 それらに加えて、プロフィアのよどみのない絶妙な重さで味付けられたステアリングフィールからは、単に生産財ではなく、クルマとしての魅力を高めたいという意思も感じられる。というのは、ハンドルを回すごとに、運転が心地よく感じるからだ。

 今回は良路での試乗だったが、24型プロフィアのドラビリ向上はめざましく、公道のさまざまなシーンでM112型AMTやパワステの進化を実感できると思う。25年夏以降に出荷再開の可能性があるという12.8LのE13C型エンジン搭載車への応用・展開も期待したいところだ。

◇試乗車スペック
車両型式:2KG-FW1AHB
全長×全幅×全高:11965×2495×3785mm
ホイールベース:7375mm
車両重量:11440kg
最大積載量:13400kg
車両総重量:24950kg
定員:2名
タイヤ(前後):245/70R19.5

【画像ギャラリー】外観も少し変わりました!! 24型プロフィアのディティールをチェック!!!(11枚)画像ギャラリー

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