物流の2024年問題を目前に運送業界はどう動くか!? 全日本トラック協会・坂本克己会長の年頭所感を読む

トラック運送事業者として環境・SDGs対策の推進も

 その取り組みの一環として、全日本トラック協会では、令和4年度事業計画において「環境・SDGs対策の推進」を掲げ、昨年12月の理事会において、「物流の視点から社会に貢献するSDGsに取り組む」と宣言を行ないました。

 運送事業者がSDGsに取り組むことで、人材採用や定着に直結するとともに、荷主企業や地域社会からの信頼獲得にも繋がることから、全日本トラック協会においても会員事業者におけるSDGsへの理解促進とSDGs達成への取り組み推進を図ってまいります。

 本年中には、国土交通省において、「自動車局」が「物流・自動車局(仮称)」に再編される予定と伺っております。

 これからは、「物流」という広い観点からトラック事業の将来を見つめなおし、業界の発展をとおして強く求められているGX(環境問題)、DX(デジタル化)等の社会問題に積極的に対応し、社会貢献に力を注いでいく所存です。

 経済情勢が厳しさを増すなかではありますが、そうした環境下においてもトラック運送業界が一丸となり、業界を取り巻く諸課題の解決に向けて必死に取り組んでいくことで、当業界の健全的な発展に向けての道が大きく開かれるものと確信しております。

 今年が「魅力あふれるトラック運送業界への大きな転換点」となるよう、新たな気持ちで精一杯取り組んでまいりたいと考えております。

【画像ギャラリー】2023年のトラック運送業はどうなる!?(6枚)画像ギャラリー

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