ボルボグループに属する米国の商用車メーカー、マック・トラックスは大型トラクタの新型車「キーストーン」の導入、および大型トラック「グラナイト」のフルモデルチェンジを発表した。いずれもボケーショナル(特装)系の車両となる。
同社は昨年から大型トラックの世代交代を続けており、オン・ハイウェイ系では「パイオニア」の導入と「アンセム」の刷新が発表されている。パイオニアは長距離トラクタ、新型アンセムは地場・中距離用トラクタ、キーストーンはボケーショナルトラクタ、新型グラナイトが同リジッドというラインナップである(ほかにキャブオーバーの「テラプロ」、低床シャシーの「LR」などもある)。
現行車「ピナクル」に代わるキーストーンは燃費を6%向上したほか、マックの伝統である耐久性に最新技術と快適性を組み合わせた。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/Mack Trucks
マック、ボケーショナル系大型トラクタの新型車を発表
米国の大手トラックメーカーで、ボルボグループ傘下のマック・トラックスは2026年3月2日、ラスベガス・コンベンション・センターで3月3日から開催される建設・農林業の展示会、ConExpo-Con/Agg 2026に先立って、新型車「キーストーン」の導入、および「グラナイト」の全面刷新を発表した。
北米市場では建設系の特装車や農林業用トラックなどは「ボケーショナル」(「専門職」の意味)と総称され、主に高速道路を走行する貨物輸送用の「オン・ハイウェイ」トラックと大別される。また、重量車区分で最も重い「クラス8」は連結/車両総重量の最大値が80000ポンド(約36.3トン)となる。
キーストーンはボケーショナル系大型トラクタ、グラナイトは同リジッド(単車トラック)となる。同社は昨年、オン・ハイウェイ系の大型トラクタとして「パイオニア」の導入と、「アンセム」の刷新を発表しており、ともにマックの新世代クラス8ボンネットトラックのラインナップを構成する。
オン&オフロード大型トラクタの新型車として新たに導入するキーストーンは、あらゆる地形への対応と、最新の運転快適性、安全技術、そして定評のある耐久性を兼ね備えるように設計したという。
ボンネットタイプの大型トラックは北米市場の特徴だが、キーストーンは一部の国際市場にも投入される。マックによると、このクラスのボケーショナルトラクタを同社がラテンアメリカで販売するのは今回が初めてとなる。
マック・トラックス社長のスティーブン・ロイ氏は、「キーストーン」導入の狙いや車名の由来について、次のように話している。
「マック・キーストーンは、農林業や建設業界などボケーショナル市場のお客様に、オンロードでもオフロードでも全地形で優れた性能を発揮するトラックを提供するという私たちのコミットメントを体現するものです。
ペンシルベニア州は『キーストーン・ステート』とも呼ばれます(米国の独立の経緯などから、アーチ構造の『要石』に因んでこう呼ばれる)。新型車の名称はここから採りました。マックの北米および輸出用クラス8モデルは全て同州マクンジーにあるリーハイバレー・オペレーションで製造されているからです。
ハンドルを握るトラックドライバーと同じくらいハードに働く、頑丈で信頼性の高いトラックを造るというマックの伝統はキーストーンにも受け継がれています」。


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