そのほかの出展の見どころは?
一口にトラックといってもジャンルが広いので、ここではトラックメーカーの出展のみご紹介してきたが、もちろんそのほかにも見どころはたくさんある。
まず、今年はトラックのEV化元年といわれるが、トラックメーカー以外でも元気なEVメーカーが出展する。それがEVモータースジャパンだ。
北九州市のEVモーターズ・ジャパンは、商用EV(バス/トラック/トライク)、および急速充電器の製造/開発/販売から、蓄電池/PV(太陽光発電)を活用した再生可能エネルギー事業を手がける会社だが、独自開発技術「アクティブ・インバータ」搭載のBMS(バッテリー・マネジメント・システム)とモーターを最適に制御することで、バッテリーの劣化防止と電力消費を削減し、バッテリーの長寿命化と長距離走行を可能としているという。
EVトライクなど3タイプのEVを出展するが、なかでも全長5990×全幅2130×全高2900mm、車両総重量6000kg、航続距離230km、荷室容量1万8000リッターの商用EV「6t物流車」が面白そうだ。オプションで車両ボディへソーラーパネルを設置したり、荷室へ座席を搭載して乗合タクシーとして運行することも可能だという。
また、トラックショーというと架装メーカーがいっぽうの主役だが、今回も架装メーカーの出展は少ないものの、冷凍・冷蔵車の矢野特殊車体、開発物が得意のセフテーローダの花見台自動車、車両積載車の雄・浜名ワークスなどが出展。さらに、ここにきてカーゴボディ大手の日本トレクスの出展も決まり、システム車両を出品するというニュースも入ってきている。
このほか「ジャパントラックショー2022」には、軽トラック、レッカー車、部品・用品、整備・アフターサービス、ソフトウェアなど、トラック関連の製品が大挙して登場。4年ぶりの開催とあって、その進化ぶりも注目だ。
おさらいをすると、会期は5月12日(木)~14日(土)の3日間。開場時間は午前10時~午後6時まで(最終日のみ午後5時)。会場は、横浜市西区みなとみらい地区の「パシフィコ横浜」A~Dホール、屋外ピロティ、コンコース。来場者は5万人を見込んでいる。
入場は基本的に無料だが、Web事前登録や招待券、名刺が必要。事前登録者はQRコードを活用したシステムにより受付を通らず入場できるので、新型コロナの感染予防とスムーズな入場のため、事前登録が望ましいようだ。
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