エルフミオのフラットロー(超低床)シャシーをベースとした軽量バン完成車。将来のラストワンマイル配送を支える普免ドライバーのため、荷台となるバンボディの寸法など運転しやすいクルマを目指したという
エルフミオの運転席。タイヤが少し小径になっているのでヒップポイントもやや低くなっている
インテリアは2トン積みエルフ標準キャブとほぼ同じだが、グレードやオプションによる装備差がある
エルフミオのメーターパネル
6速オートマチックのシフトレバー。Dレンジの右側に、シーケンシャルタイプのマニュアルモードがある
コンパクトなサイズと最小回転半径4.4mのよく切れるハンドルで、幅員の狭い道路でも取り回しやすい。2ペダル操作のオートマチックなのでクラッチ操作に気を使う必要もない
エルフミオに搭載される1.9リッター直噴ディーゼルエンジン・RZ4E型。コモンレール高圧燃料噴射装置、可変ジオメトリーターボ、DOHCを採用。D-MAX、Mu-Xにも搭載されている。エルフが搭載する3.0リッターの4JZ1型に対して約130kgも軽いエンジンである
エルフミオ・フラットローベースの軽量バン。フロント185/75R15・リア145/80R13の前後異径タイヤの超低床シャシーで、床面地上高は785mmとなっている
エルフミオ・フラットロー・平ボディ完成車のシャシー。フレームはNJRとほぼ同じだが、リアアクスルに内蔵するデファレンシャルギアとリーフスプリングを最適化したことで軽量化を実現している
1.9リッターとは思えない力強い走り、運転操作がラクなオートマ、ソフトにしてしたたかな乗り心地、素直なハンドリングなど、トラック初心者でも親しめそうな仕上がりだった
シングルキャブ・フラットロー(左)とスペースキャブ・フルフラットロー(右)。エルフミオ専用の新色ペールブルーをイメージカラーとしている。フラットローとフルフラットローでは、最低地上高の差が20~25mm、床面地上高の差が30~45mmほどある
スペースキャブはキャビン後方を300mm拡大したモデル。フラットローとフルフラットローを設定するが、後輪はダブルタイヤのみとなる。荷台内法長と積載量はシングルキャブに対して低下するが、シートを大きくリクライニングでき、手回り品を置ける室内のゆとりは魅力
エルフミオ・シングルキャブの室内
エルフミオ・スペースキャブの室内
エルフミオ・フラットローベースの軽量バン
リアゲート(後部アオリ)に貼付されたオーナメントステッカー。当初はエルフと同じものを使う方針だったが、エルフミオ独自のオーナメントが製作されることになった