モーターに採用される新開発の編み込み式巻線技術。現在用いられているヘアピン型巻線を進化させたもので、さらなるコンパクト化と原材料の使用量削減を実現する
トランスミッション。モーターの出力軸はかなりの高回転(1~2万rpm)であり、リダクションギヤによって減速、トルクに変換する機能がある。新世代E-ドライブ技術では、1個のプラネタリーギヤが減速機とデファレンシャルギヤ(差動ギヤ)の二つの機能を兼ねている
FCEV(燃料電池車)搭載用の高電圧コンバータ。直流電気の電圧を制御するDC-DCコンバータで、変換効率は最高で99.6%を達成するという
今回の新世代E-ドライブ技術は、乗用車と小型商用車を対象とするもので、車両総重量は3.5トン以下を意識したものとみられるが、軽量・コンパクト、高出力・高効率、短時間充電はそれ以上のトラック・バスにももちろんメリットがあり、いずれ応用されていくだろう