平成ドライバーが効いた昭和のトラック事情
いろいろ書いてきましたが、自分自身は4t車以上はエアサス車しか乗ってないですし、業界に入ったときからデジタコが普通で、チャート紙タイプは1社だけのぺーぺー(?)なので、経験値が少なく、昭和の時代の話は先輩から聞かされました。
トラックドライバーは仕事はキツく大変だけど「やればやっただけ稼げる!」なんて言われていた時代ですね。荷物は積めるだけ積んで、過積載は当たり前、リミッターも無く飛ばしたい放題、「労働基準って何?」って感じ。
翌着の場合も降ろし先まで下道移動が基本で、ETCもなければ高速割引もないので、トラックで高速に乗るイメージが少なかったのかな。
点呼も今からしたらかなり簡易的なもので、顔出して挨拶する程度だったそうで、事務所と車庫が離れていたら、そのまま出発していて、今からすれば「アルコール検査はなかったのか?」って感じだと思います。
携帯が普及するまではリアルタイムに連絡がとれないので、仕事さえしていれば、あとはやりたい放題にできた自由な時代であったとか……。
それが今は「法令遵守・コンプライアンス遵守」といわれて、過積載禁止・法定速度、労働基準厳守と徐々にいろいろな規制が厳しくなり、昔のような運行はできなくなり、稼げない仕事になりました。
でも、それも時代の流れでしょう。やはり「ライフワークバランス」は大事だと思います。
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