トラッカーのための「タイヤ知ってお講座」
サイズ表記について(レギュラーサイズの場合)
タイヤ屋らしい(?)情報提供的なブログを書いてみようかなぁ~と。
今回はサイズ表記についてです。
「そんなの知ってるよぉ~!」って方はスルーで(笑)
タイヤの脇には色々な文字や数字がありますよね・・・。
まぁ・・・一番大きいのはメーカー名、その次に商品名。
ブリヂストンならば
「BRIDGESTONE」で「M890」とか「R225」とか・・・
で、その次にサイズ表記となります。(他メーカーでは商品名と同じくらい大きい表記のもあります)
そこで・・・・「レギュラーサイズ」って呼ばれる11R22.5ってけっこう~昔からあるチューブレスタイヤの表記はこちら・・・
▲11R22.5 16PR
この表記のまず11ですが、これはタイヤの幅です。単位はインチ。(タイヤの幅については後日詳しくお伝えいたします。)
その次の「R」はラジアルの「R」。現在ではほとんどがラジアルタイヤですが、昔ながらのバイアスタイヤならここの表記は「-」(ハイフン)のみになります。11Rでバイアスはなかなか見ないですが(笑)、チューブタイプの10.00-20、9.00-20などはまだあります。もちろんチューブタイプも、今はほとんどがラジアル構造なので「R」が入り、10.00R20って表記になります。
で、続いて22.5。
これはリム径で単位はインチ。つまりホイールの大きさと思っていただければOKです。
で、
その次の16PR。
読みは「じゅうろくぷらい」で、これはタイヤの強度と思ってください。プライ(PR)とは何ぞや?って・・・これも後日詳しくお伝えいたします(憶えていれば・・・笑)。・・・で、簡単に言えば通常の乗用車クラスのタイヤの骨格の強さで16倍くらいあります・・・という表記です。これはバン用ラジアルなら「4PR」「6PR」「8PR」とか表記されていますし、ライトトラックなら「10PR」「12PR」など、大型なら「14PR」「16PR」「18PR」って表記されています。
これは車両メーカーが荷重計算して、それに耐えられる強度のタイヤを入れていますので、上記画像の16PRのクルマで14PRのタイヤを入れた場合、車検にパスしないばかりか、最悪はバーストの危険性もありますので注意が必要です。
ちなみに・・・
最大負荷能力はこの16PRで単輪・・・3000Kg、複輪・・・2725Kgです。(空気圧8.0Kの場合)
14PRで単輪・・・2725Kg、複輪・・・2500Kgです。(空気圧7.0Kの場合)※データはブリヂストンのカタログより
このタイヤ講座は不定期開催予定で、どんどんマニアックになりますので~ヨロシク~!!
次回は最近増えてきた扁平サイズの表記です~!
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「測定屋、ときどきタイヤ屋、絵描き屋の日記」
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