電動アクスルとコネクティビティ
メルセデス・ベンツの第2世代BEVトラックでは、駆動系に電動アクスルを採用している。2つの電動モーターと4段のトランスミッションを組み合わせたもので、モーター出力は400kW(連続)/600kW(ピーク)を発揮し、力強い加速と優れたドライビングダイナミクスを実現する。
制動時に慣性エネルギーを電気に変換しバッテリーに戻す回生ブレーキも電動化の利点の一つで、回生レベルは状況に応じてドライバーが5段階で選択可能。これにはサービスブレーキへの負荷を減らす効果もある。
アクセルペダルのみで加速/回生(ブレーキ)を制御するワンペダル運転も可能になっている。この機能はデジタルコックピットのタッチスクリーンから操作する。
また、予測パワートレーン制御(PPC)は電動ドライブ向けに調整され、地形、道路状況、交通標識などを自動認識することでクルーズコントロールやトランスミッションを自動で制御し、不必要な加減速を回避し最も効率的な運転スタイルを実現する。PPCは新たにナビゲーションシステムからのルート情報も考慮するようになった。
デジタル化とコネクティビティが強化されたほか、12インチディスプレイと改良されたタッチスクリーンは直感的な操作ができるようになった。音声による制御が追加され、ドライバーはハンドルから手を放すことなく視線を道路に向けたまま、多くの車両機能に声で安全にアクセスすることが可能になった。
バッテリーの充電レベル、予測される残りの航続距離、現在および平均のエネルギー消費量などは継続的にドライバーに通知され、BEV向けに特別に設計されたナビゲーションシステムにより、充電インフラを考慮した案内を行なう。PPCとナビゲーションの連携により渋滞などのルートイベントもより正確に検出するそうだ。
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