新明和工業は、排出板を備えた4トン車級回転板式塵芥車「排出板式『G-RX』」を改良し、2025年7月1日に発売した。約10年ぶりとなるモデルチェンジの中身をまとめました。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/新明和工業
基本性能や操作性、安全性を大幅にアップ!
新明和工業の回転板式塵芥車「G-RX」シリーズには、ダンプ式と排出板式が存在。今回発売された新モデルは後者の排出板式のなかでも4トン車級シャシーを架装対象とするモデル。モデルチェンジは約10年ぶりとなる。
排出板式は一般厨雑芥(生ごみ、紙くずなど)、ダンボール、資源ごみの収集が主用途で、排出板と押込板で積荷を圧縮、減容しながら積込んでいくため、ダンプ式よりも積荷を効率的に積込むことができるのが特徴。
また、排出板による強制排出方式を採用しており、ボディをダンプアップさせずに積荷を排出することができるため、ダンプ式よりも安定した姿勢で、かつ確実な排出が可能となっている。
新モデルはダンプ式の現行モデル開発時に実施した改良を反映して内部構造を見直し、積込プレートの刃先出力を大幅にアップ(押込板14%、回転板7%、同社4トン車級従来型比)。これにより積込性能を大幅に向上させた。
さらに、ダンプ式で好評のワンハンド開閉式テールゲートや専用大型リヤコンビネーションランプなどの各機能を標準装備し、作業時の操作性、省力化、安全性も向上。
基本性能を格段に向上させると同時に、使いやすさやメンテナンス性、安全性も向上。デザイン性も高め、安全、安心かつ簡単に使える機能性を持たせている。
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