新明和工業は、テールゲートリフタシリーズに「ほたるランプ」をオプション設定し、2022年9月1日に発売した。
ほたるランプは、テールゲートリフタシリーズの夜間/早朝/薄暮時間帯の荷役作業時の視認性を向上し、転落防止や追突等の事故被害軽減に寄与。側方/後方に発光部が拡散する機能や、ソーラー充電機能、自動点灯/消灯機能など、安全性と機能性を併せ持つ。
同社が同日発売したテールゲートリフタ「すいちょくゲート・サイドタイプ」の新モデルとともに、ほたるランプの特徴を紹介する!
【画像ギャラリー】安全性も機能性もこだわった「ほたるランプ」の他画像をチェック!!(2枚)画像ギャラリー文/トラックマガジン「フルロード」編集部 写真/新明和工業
テールゲートリフタの視認性を向上する「ほたるランプ」とは?
テールゲートリフタとは、トラックの荷台後部または側面部に搭載する昇降式の荷役作業台のこと。荷物を載せて荷台床面と地面の間を行き来することができるので、フォークリフトなどの荷役機器がなくても、ドライバー1人で比較的重い荷物の積み降ろしが可能となる。
新明和工業は、テールゲートリフタの国内トップメーカーとして、「すいちょくゲート」「パワーゲート」「マルチゲート」「かくのうゲート」「軽自動車用ゲート」など、さまざまなバリエーションをラインナップしている。
ほたるランプは、夜間/早朝/薄暮時間帯の荷役作業時の視認性を向上し、転落防止や追突等の事故軽減を目的に開発された、同社テールゲートリフタ専用のオプション装備。プラットホーム側面に同製品を取り付けることで、作業時は側方と後方に発光部が拡散。これにより歩行者や車両との接触事故被害を軽減する。
ソーラー充電機能を搭載しており、取り付けに際して配線の工事は一切不要。充電は日中の走行時や停車時に行なわれ、充電時間は晴天時で約12時間、連続点灯時間は満充電時で約18時間となっている。また、傾斜スイッチを内蔵しており、プラットホームの開閉に連動して、自動で点灯/消灯する機能も搭載する。
ボルトオン取り付けに対応しており、既存車両にも簡単に取り付け可能。夜間に路上で荷役作業を行なう可能性が高いモデルへの取り付けを考慮しており、取り付け対象機種は「かくのうゲート」「マルチゲート」となっている。
すいちょくゲート・サイドタイプにも新モデルが登場!
新明和工業は、テールゲートリフタ「すいちょくゲート・サイドタイプ」の新モデルを、2022年9月1日に発売した。すいちょくゲート・サイドタイプは、トラックの荷台側面に搭載する昇降式の作業台。主に道路維持管理作業における荷役作業などで用いられる。
新型は、テールゲートを全溶接化することで、防錆力を大幅に向上。また、テールゲートの接地面に専用クッションゴムを設けることで、接地時の衝突音の低減、およびテールゲートへの傷付きを低減した。
また、動力源のパワーユニット(油圧発生装置)をクロスメンバ内に収納することで、ホイールベース間の空きスペースを拡大。艤装部品(燃料タンクやバッテリー等)の取り付け自由度を高めた。
クロスメンバ内に収納したパワーユニットは、クロスメンバから取り外すことなく簡単に引き出すことが可能で、作動油交換やバルブ交換を容易に行なえ、メンテナンス性も向上している。
ラインナップは、適用車種が2〜3.75トン車級で最大リフト質量300kgの「RES03-1100」と、適用車種が4〜4.5トン車級で最大リフト質量500kgの「RES05-1100」の2種類。適用床面高さ900〜1200mm、標準ゲート長800mmは共通だ。
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