三菱ふそうスーパーグレートに高速車線変更時の衝突回避システムを搭載! 室内装備の充実や先進機能の追加も見逃せないぞ!

三菱ふそうスーパーグレートに高速車線変更時の衝突回避システムを搭載! 室内装備の充実や先進機能の追加も見逃せないぞ!

 高速走行中での車線変更時における衝突事故を回避するシステムが、三菱ふそうの大型トラック「スーパーグレート」の装備として新たに加わった。主に長距離トラックの運行をサポートする機能として3月からの販売車に設定した。それ以外にも車型追加や装備仕様の充実、FOTAの実装などが盛り込まれている。

文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/三菱ふそうトラック・バス、フルロード編集部

並走車衝突回避システムを追加した高度運転支援機能

スーパーグレートFS。当初から高度運転支援機能(アクティブ・ドライブ・アシスト)をオプション設定していたが、2025年3月から高速走行中の並走車両回避サポートシステムを追加した
スーパーグレートFS。当初から高度運転支援機能(アクティブ・ドライブ・アシスト)をオプション設定していたが、2025年3月から高速走行中の並走車両回避サポートシステムを追加した

 2023年10月にデビューした現行型スーパーグレートは、メーカーオプションとして高度運転支援機能(レーンキープ機能/ハンズオン検知システム/車線逸脱防止機能/ドライバー異常時対応システム)をセットで用意してきた。

 このセット(アクティブ・ドライブ・アシスト)に新たに追加されるシステムが、今回の「高速走行中の並走車両回避サポート」だ。

 並走車両回避サポートは、高速走行中(時速60km以上)にウインカーを操作して車線変更を行なう際、ミリ波レーダーで車両左右の並走車を探索。並走車が存在し、かつ衝突可能性がある場合には、前述のレーンキープ機能または車線逸脱防止機能を作動させて、ドライバーの注意を喚起すると同時に、現在の車線維持を促すシステムである。

 このシステムには作動条件があり、車線幅は3.20m~4.40m、車速はレーンキープ機能が0~90km/h、ステアリング操作が介入する車線逸脱防止機能が60~90km/hで、「60km/h以上」というのは後者の条件を示している。

 並走車両回避サポートを実装したセットは、名称も「アクティブ・ドライブ・アシスト3」(ADA3)に変わる。もちろん、従来のADA(ADA2)に備わっていたSAE運転自動化レベル2に相当する運転支援機能なども、引き続き実装する。

高速走行中の並走車両回避サポートシステム。レーンキープ機能・車線逸脱防止機能と側方ミリ波レーダーの並走車探知情報を応用したシステムともいえる
高速走行中の並走車両回避サポートシステム。レーンキープ機能・車線逸脱防止機能と側方ミリ波レーダーの並走車探知情報を応用したシステムともいえる

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