ボルボとルノーの合弁会社が新型バッテリーEVバンを発表! 航続距離450kmで2026年に量産開始

ルノー・グループ等にも車両供給する予定

ボルボとルノーの合弁会社が新型バッテリーEVバンを発表! 航続距離450kmで2026年に量産開始
都市物流に特化しており、物流用のソフトウェアも用意している

 ファミリーを構成するのは「ステップインバン」「カーゴバン」「パネルバン」の3モデルだ。

ステップインバン
 いわゆる「中型バン」セグメントのステップインバンはフロントのスライドドアとリアのシャッタードアが特徴で、これは欧州市場の同セグメントでは初めてのタイプとなるそうだ。運転席と貨物エリアを行き来できるのがステップインバンの利点。さらに、低床化により高さ1.9メートルのクリアランスを確保したことで、ほとんどのドライバーは車内で立ち上がって快適に移動することができる。

カーゴバン
 都市部のラストマイル輸送のニーズに合わせたカーゴバンは、コンバーチブルな荷台が特徴。いわゆる「箱車」の箱(ボディ)は異なる幅や高さのものに載せ替えることができるほか、平ボディや冷凍ボックスにも対応する。荷台を変えることで用途に応じたソリューションが実現可能となる。

パネルバン
 車両全高を1.9メートルに抑えたパネルバンは、乗用車のような操縦性とともにあらゆる都市環境に耐える多目的設計を特徴とする。都市部の地下駐車場やガレージなど寸法制限のある場所は、市販のトラックベースの製品だと進入できないことも多いが、乗用車と同じサイズに抑えたパネルバンならほとんどの制限が解消する。

 いっぽう、電動化とともに最大の特徴の一つとなっているSDV機能はオープンプラットフォームに基づいて開発されており、顧客が業務で使用している既存のデジタル環境にもシームレスに統合できるという。

 フレクシスはこれらの車両を運送事業者に直接販売するほか、ルノー・グループとルノー・トラックスにも車両を供給する予定で、それぞれの販売網を通じて提供されるそうだ。同社のサービスネットワーク(欧州全域)はルノー・グループとボルボ・グループが支援している。

【画像ギャラリー】フレクシスのBEVバン3モデルを画像でチェック!(12枚)画像ギャラリー

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