【速報】最大約200kmの航続距離を実現!  三菱ふそうが電気小型トラックeキャンター次世代モデルを発表!!

新世代BEVに相応しいエクステリアとインテリア

 エクステリアは、三菱ふそうが代々受け継いできた伝統的なデザインモチーフと、「ブラックベルト」をフロントマスクに配した力強く精悍な表情に。

 ブララックベルトの下部はEVのキーカラーであるオレンジ・ブルーのラインが入り、新世代の EVトラックにふさわしい先進感のある印象的な外観になっている。
 
 ヘッドライトは、長寿命化に加え、白く明るい光で夜間の視界を向上させるLED ヘッドライトを標準装備。さらに、デイタイムランニングライト (DRL)も標準装備し、昼間の運転でも常時点灯。安全走行をサポートする。
 
 LED化されたテールランプは、ストップランプ、テールランプ、ターン(方向指示)ランプ、バックランプなど多機能をひとつにまとめた一体感ある洗練されたデザインのランプを標準装備。後続車の目を引くゆとりある光量で、高い視認性を実現している。

 インテリアもアップグレード。随所にキーカラーのオレンジを配し、機敏性やアクティブなイメージを表現。

 さらにステアリングスイッチと連動した10 インチディスプレイのフル液晶メーター、タッチスクリーンに対応したセンターディスプレイのナビゲーション、Bluetooth 対応の通話・音楽システムなど、洗練されたカラーリングとともに、快適なドライビングのための先進機能を装備した。

ブラックを基調にオレンジが配される次世代モデルの室内。小型車にもステアリングスイッチが備わるのが嬉しい
ブラックを基調にオレンジが配される次世代モデルの室内。小型車にもステアリングスイッチが備わるのが嬉しい

大型フラックシップ並みの安全装備を搭載

 先進安全装備には最新の衝突被害軽減ブレーキ「アクティブ・ブレーキ・アシスト5」を新たに搭載。

 これは、前方認識カメラと高精度ミリ波レーダーで前方の交通状況を検知し、走行・静止車両および歩行者などに対して衝突の危険性がある場合にブザーとモニター表示で警報。さらに必要に応じてブレーキを作動させて衝突回避をサポートするもの。
 
 また、ドライバーの死角になりやすい左折時などの巻き込み防止をサポートする先進運転支援システム「アクティブ・サイドガード・アシスト1.0」を新規搭載。

 「1.0」は従来の巻き込み警報に加え、危険性がある場合には衝突被害軽減ブレーキが作動する機能が備わったもの。なお、警報までは他メーカーも設定しているが、自動ブレーキと連動したものはふそうの大型トラック、最新スーパーグレートにしか搭載されていない。

 さらに白線認識カメラや各種センサーからの情報に加え、顔認識カメラを搭載し、顔の動き、左右のわき見や眼の開閉状態を感知して、運転注意力の低下をブザーと画面表示で警告するドライバー注意監視システムをオプション設定。

 このほか、インテリジェント・ヘッドライト・コントロール、交通標識認識機能、電動パーキングブレーキ、バックアイカメラシステム、車両安定性制御装置、車線逸脱警報装置、車両接近通報装置などを設定している。

灯火類はほとんどLED化。ヘッドライトはハイ/ローを自動で切り替えるインテリジェント・ヘッドライト・コントロールも備わる
灯火類はほとんどLED化。ヘッドライトはハイ/ローを自動で切り替えるインテリジェント・ヘッドライト・コントロールも備わる

 また、現行モデルではデフォルト状態で弱回生とコラムシフト操作で強回生の2段階だった回生ブレーキは、エネルギー効率を高めるため、回生無しから強回生までの4段階に増段。電費の向上とイージードライブに大きく貢献する。

 なお回生の操作は、ステアリングコラムシフトからシフトセレクターレバーに移行された。

 また「FUSOイージーアクセスキー」を新たに採用し、ドライバーの使い勝手と快適性を向上。また、オプションで省電力のためのステアリングヒーターとシートヒーターを新たに追加した。さらにウインドシールドヒーターによるデフロスト機能を新規設定した。

 eキャンター次世代モデルは2023年春の発売を予定しており、これまでのリース販売に加えて、一般的なユーザー購入方式にも対応するという。

※eキャンター次世代モデルは2022年9月12日発売のフルロード第46号で詳しくレポートします

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