幅広い車型を展開する新型eキャンター。寒冷地でバッテリー性能の低下を防ぐため、標準機能として普通充電中に出発時間にあわせてバッテリーを予熱できるる「バッテリープレコンディショニング」を初搭載する
断熱効率を高めるキャブインシュレーターを内張に採用しているeキャンター。省電力暖房/デフロストパッケージでは、ステアリング/シートヒーター、ウインドシールドヒーターさらに運転席の足元(ブレーキ、アクセルペダルの奥)にもインシュレーターが追加される
モーターを一体化したeアクスル。クリープの再現に加え、アクセルもレスポンス良く反応してくれるので雪道でのトラクションのコントロールも容易い
公道試乗のルートはクルマの往来がほとんどない片道約3.8kmの峠道。一部雪が溶けて地面が見えたところもあったが、大部分が比較的走りやすい圧雪路だった。試乗車は中型免許以上が必要になるGVW8トンクラスである
Hパターンのシフトゲートは、右側がドライブモード選択、左側が回生ブレーキの操作となる。デフォルトで左ゲートにシフトレバーが戻るので、場面に応じて素早く回生ブレーキの切り替えが可能だ
上り坂でASRのオン/オフを切り替えて低発進を試しているところ。やはりオフの場合タイヤが空転する場面も多くなる
長い下り坂は回生ブレーキで速度調整しながら走行。アクセルをそれほど踏み込む必要がない今回のような坂道は「B3」をメインで使うのがちょうどいいと感じた
ステアリング右側のインパネスイッチに配置されたESCのオフスイッチ(左から2番目)。ASRも同時にカットできるため、雪道等でスタックした際の脱出用として備わっている
寒さによる電費の低下を防ぐバッテリープレコンディショニングは、AC充電中に、メーターディスプレイのメニューから設定できる
省電力装備のスイッチ類。一番左はPTCヒーターのオフスイッチで空調を効かせたまま暖房をカットすることができる(窓ガラスに送風すれば曇り取りに活用できる)
デフロストパッケージのステアリングヒーター。PTCヒーターと比べ暖房による電力消費を抑えることができる
同じく暖房による電力消費を抑えることができるシートヒーター(運転席側のみ)