ヤマグチレッカーが架装・販売するミラー社製スライド重機運搬車「センチュリー30シリーズキャリア」。架装ベースはUDクオンの4軸低床リアエアサス車型CGだ
取材車両は荷台が一番長い約9.1m仕様を採用し、車両全長は11.6m。荷台幅は2.47mで、床面地上高は1200mm。最大積載量は10800kgだ
荷台をスライドさせたところ。荷台後端の接地部をクサビ形とすることで、道板なしでの積み降ろしを実現。ドライバーの負担軽減や労働時間短縮にもつながりそうだ
荷台後端を拡大したところ
荷台の下に搭載されるスライド用シリンダーと起伏用シリンダー。ボディは出荷時は亜鉛合金メッキ防錆鋼板の地色だが、取材車両はヤマグチレッカーによりシャシーブラック塗装が施されている
リアオーバーハング部の油圧ドッグスタビライザー。2本の支持脚とリアバンパーを接地させてリアオーバーハング部の安全性を確保する
左右リアオーバーハング部に搭載される操作ボックス。荷台やウインチの操作を行なうためのレバーが備わる
運転席のインパネ中央DINスペースには灯火器の操作系を配置。収納庫ドア未開時の警告灯も設置されている
床はメーカーオプションのアピトン張り。台枠には固縛用ベルトのフックを掛けるためのタイダウンポイント(オプション)をメーカー上限数一杯まで付けたという
荷台前端の収納庫。シャッタードア2個とステンレス製のフタ付きボックスを備える。ボックス下部のウインチは巻き上げ定格900kg
シャシー左側の収納庫
中型レッカー車センチュリー3212用のライトパイロンを鳥居として装着。作業灯や警告灯を装着できるミラー社純正パーツだ