Zモデルの真横からのアングル。柱の少ないサイド枠は軽量化に加えて荷役作業性アップにも寄与する
上段デッキを固定するピンを備える柱には新素材の二相ステンレス鋼を採用。持ち前の強度と耐蝕性は軽量化とライフサイクルコスト低減をもたらす
固定式ダブルタイヤ車軸は構造がシンプルで軽量化に寄与。従来の拡幅機能を持たない「乗り越え軸」のため荷役要領は見直さなくてはならない
フロアは軽量化のためエキスパンド構造を採用
車体各部の肉抜き穴も軽量化のためのものだ
徹底的な軽量化により最大積載量は目標の10t以上を大幅に上回る11.2tを確保。1台2t前後の重たいEVでも5〜6台積みが可能となった
専用スマホアプリはデッキ昇降、エアサス車高調整のほか、車高カメラの操作と映像表示も可能
車体右前方上部に備わる車高カメラは積載時の車高をチェックするためのもの。従来は手作業で高所作業を伴ったが、カメラを活用することで安全性向上を図る
上段デッキ裏面の赤外線センサーは上段デッキと商品車の接触を防ぐためのもの。接触しそうになると自動停止する機能も備わる
電動油圧装置。万一電池がなくなった場合に備えて外部給電設備も備わる
電動油圧装置に供給する電力を蓄えるバッテリーはメンテフリー型を採用。蓄える電力はトラクタ連結時にトラクタから供給されたもの
ランディングギア(セミトレーラ自立用の支持脚)前方に搭載される電動油圧装置の本体。モーターで油圧ポンプを駆動し、デッキ昇降用の動力を供給する
アルミ製道板。人力による設置は従来と同じだが、構造を見直して設置時の負担軽減を図っている
トラクタはゼロ初のショートキャブを採用。キャブ前後長が短くなったぶんはトレーラの前回りを伸ばして重量バランスをとっている
トラクタ後部には作業道具を入れる道具箱が備わる