バラート・ベンツの12年に発表された大型トラック「HDT(R)」。メルセデス・ベンツ・アクサーをベースに、新興国市場向けに再設計されている。BSⅥ適合エンジンはOM926型7.2L直6ターボで、241hp・850Nmと280hp・1100Nmを設定
バラート・ベンツの中型トラック「MDT」。同シリーズは、GVW10.6~14.5tの中型モデルで、12年にデビューした。三菱ふそうのキャブ、エンジンシャシーをダイムラーの技術プラットフォームと結合している。エンジンは4D34i型3.9L直4・147hp・460Nm
2016年にMDTシリーズに追加されたGVW16.2t大型モデル「MDTバラート・ベンツ1617R」。MDTはキャンターベースのキャブをマウントしているが、1617Rではそのキャブ長を延長、ベッドを新設したスリーパーキャブが与えられた
インドの中大型車でシェア3位のアイシャーの大型トラクタ
UD・クエスターのインド仕様「プロ8000」。以前は単車型やセミトラクタを設定していたが、現在は鉱山ダンプを展開する。エンジンは350hp・1350Nmの7.7L直6・VEDX8型で、クローラギヤ付の9段マニュアルを組み合わせている
19 年に発表されたアイシャーの小中型トラック「プロ2000」。中型標準キャブの3000に対し、2000は新開発の小型ワイドキャブと、140hpの3.0L直4・E474型エンジンにより、低価格かつ積載量で優位となる
アイシャーの「プロ3000」はGVW11.9~16t中型トラックおよびGVW18.5t大型トラックを設定。こちらはUDのコンドルベースのキャブ。車型は4×2のみ。エンジンは160hp・500Nmの3.8L直4・E494型のみ、トランスミッションは7段MTのみである
子会社・タタ大宇で開発・生産される大型モデル「プリマ」。エンジンはカミンズISBe6.7の225hpと300hpを搭載しており、FPT製エンジンを搭載する韓国仕様とは異なっている
タタの80年代のメルセデスベンツT3を源流とするGVW4.4~6.25t小型トラック「タタSFC」。エンジンはタタの3.0L・100hpを搭載する
14年登場のタタの中型トラック「ウルトラ」。19年にBS Ⅵ適合モデルが発売された。出力レンジは125~180hpで、タタ開発の3.3Lと5.0Lの直4エンジンを搭載する。新開発キャブは、国産車で初めてクラッシュテストをクリアした
アショク・レイランドの2.2m幅のAVTR、Uキャブ仕様。設定されるBS Ⅵ適合エンジンは、5.3L直4ターボ250hp・900NmのAシリーズと、5.7L直6ターボ200hp・700NmのHシリーズがある
アショク・レイランドのGVW11~14tクラスの中型トラック「ボス」。子会社だったチェコ・アヴィア社が、大宇傘下時代に製品化した「Dシリーズ」をベースとして開発。エンジンは3.8L直4ターボ150hp。19年には、大型モデルが追加され、こちらは5.7L直6ターボ160hpエンジンを搭載する
アショク・レイランドから19年に発表された、GVW10~11tクラスの新小型トラック「グル」。キャブはボスをベースにデザインを一新、さらにHシリーズを3気筒化した115hpエンジンを開発し、最大積載量はクラストップの7.22tを達成した
マヒンドラから18年末に発表された中型モデル「フリオ」。キャブのデザインは伊・カロッツェリアの名門・ピニンファリーナ(マヒンドラ傘下)が担当した。エンジンは138hp・525Nmの3.5L直4「mDiTech」のみで、EGR、排ガス後処理装置(DPF、酸化触媒、尿素SCR)を用いる
マヒンドラのGVW4.9tのサブ小型モデル「ジャヨー」。源流は、アルウィン日産が現地生産を開始した「キャブスター」(アトラスH40型)だ。現在はマヒンドラ製MDI型2.5L直4エンジン(80hp・220Nm)を搭載する。当面は現役で居続けるだろう
マヒンドラの最新大型トラック「ブレイゾーX」。ナビスターとの合弁で開発したマヒンドラ初の大型トラック・MNの発展バージョンで、このXからテレマティクス「iMaxx」が導入された