チョットだけよ~! 最新「フルロード」春本番だ! 第9報
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コラム
日米欧の最新モデルの極上のドライバーズシートに誘う「ザ・コックピット」
トラックのキャビンは運転だけでなく休憩や待機、事務処理や食事など、ドライバーが1日の大半を過ごす場所。仕事によっては数日から1週間以上家に帰れないことも普通にあるだけに、室内の居住性や快適性は安全な運行を担保する上でも、とても重要です。「ザ・コックピット」は、そんなキャビンの広さやつくり、装備や仕様について、欧州・米国の車両と日本車を比べてみようという9年前にも採り上げた企画です(第6号に掲載)。日米欧のトラックはそれぞれカタチや大きさが異なりますが、そこには生産財に求められる経済的合理性だけでなく、使われる国や地域の環境、歴史的な事情が少なからず反映されており、荷台スペースとのトレードオフ関係にあるキャブの前後長一つをとっても、折り合いのつけ方には地域の特徴が見られます。前回紹介した9年前はちょうど尿素SCR+DPFの装着によってメーター内の液晶表示内容が増えた時期でしたが、その後衝突被害軽減ブレーキを筆頭とする安全装備の義務化やACC(車間距離維持機能付きクルーズコントロール)などによって、大型の液晶画面とステアリングスイッチは不可欠に……。AMTの標準化進捗に伴ない、シフトレバーが備わらないことを前提にしたコクピットデザインも出てきました。ドライバー不足を背景にキャビンの快適性を重視する傾向が強まっていることも見逃せません。本編では、そんな日米欧の最新モデルの極上のドライバーズシートに、あなたを誘います。
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