「南海トラフに備えよ」の現実味

「南海トラフに備えよ」の現実味
大阪で震度6弱を記録した今朝の地震は、時間が経つにつれ被害状況が明らかになっており、とても心配です。まだ、今朝以上の震度の地震が起こる可能性もあるとの専門家の話もありますから、どうぞ充分にご注意ください。
実は、今回の地震が起きる前の昨日、「トラックドライバー通信」でもお馴染みの薩摩隼人さんからメールを頂きました。薩摩隼人さんは、いつも最新号の記事に対する感想を送ってくれるのですが、今回は特に「長野潤一の届け!現場の声」に対して共感しています。ちなみに今号の「~現場の声」は、「震災7年後の東北」と題して、7年後の東北の復興状況をつぶさに見てきた長野さんのレポートを掲載していますが、その結びの文章が「南海トラフに備えよ」でした。以下は、薩摩隼人さんの感想です。
長野さんの「南海トラフに備えよ」は、自分も熊本地震に遭遇しましたし、ふだん宮崎県なども動き回っているので感銘を受けました。私自身、狭い路地、ブロック塀や古い家屋などの崩れで通行不可や橋段差対策、日頃の早めの給油、自前でのパンク対応、津波被害予想などに注意しています。
熊本地震の際は橋の継ぎ目の段差が大きく、安全確認・確保までの通行止めがありましたが、情報の錯綜もあり大渋滞にはまり、自分は鹿児島を14時に出発〜北熊本区間を片道6時間かけて到着しました。普段は下道で行くと片道4時間半ぐらいです。
自分は地震発生から情報収集の時間、準備時間があったので、まだよかったのです。準備不足だった先発のドライバーは、走れる道路を探してさまよい、時間が倍かかった人もいました。あの時、熊本に突っ込むことは簡単ではないと、災害対応人員に連絡したのを鮮明に覚えています。
自分はカーナビ、テレビ中継の渋滞・通行止め情報を収集しまくり、その情報を元に走りました。川沿いはダメだとか、橋の継ぎ目の段差で通行止めなど、いろいろ先を読むことができました。
特にカーナビは細かな道路の幅が出る自前のゴリラカーナビが役に立ちました。
九州は新燃岳、硫黄山、桜島も活発化し、梅雨の洪水などなど念入りに対策しています。
九州のみならず、このところ各地で地震が頻発していますし、災害大国日本に安全な場所はないです。
東日本大震災で犠牲になられたトラックドライバーがいたと報道では耳にはしなかったですが、一般ドライバーにあれだけ犠牲者が出て、トラックはいないわけがないと感じています。
ぜひ「トラックドライバー通信」で、皆さんの災害対応・対策を聞いてみたいですね。
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