ナニコレ珍カッケ~

ナニコレ珍カッケ~
コンクリートミキサー車の「トラック遺産」発見!
一昨日KYB特装車事業部のМさんとお会いしたのですが、そこで、たまたま10月19日の「ナニコレ」で紹介したダンプとローリのボンネットトラックの話になったところ、Мさんから「いや~、実はうちにもあるんですよ」との貴重な情報がもたらされました。
KYBといえば、旧社名はカヤバ工業で、一般にはショックアブソーバが有名ですが、油圧技術に長けていることから、特装車を製造していることでも知られています。特にコンクリートミキサー車は、OEМの極東開発工業の分まで含めれば、国内市場の約80%がKYB製。その礎を築いたのが「ハイロー型コンクリートミキサ車」で、何でも車名の「ハイ」はハイクオリティを、「ロー」はローコストを表わしているんだとか。
kyb_highlow_mixer.jpg
実はこのハイロー型コンクリートミキサー車、このほど日本の科学技術の発展を示す貴重な資料として「重要科学技術史資料」(愛称:未来技術遺産)として登録されたというから、まさに本物の「トラック遺産」なんです。ちなみに「未来技術遺産」とは、国立科学博物館が「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」および「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」として評価・登録したものだそうです。 
ハイロー型コンクリートミキサ車は、1953年~1971年の間に合計2512台生産されたそうですが、当時の日本は高度経済成長で、建設ラッシュのまっ只中。そのため高品質のコンクリートが求められていたわけですが、練り混ぜ性能が高く、均質な生コンクリートが得られる強制攪拌方式のハイロー型のミキサー車はまさに時代のニーズに即した車両だったわけです。ただ、1964年の東京オリンピックを境にハイロー型ミキサ車の全盛期は終わり、現在と同じ傾胴型ミキサ車に移り変わっていったとのこと。
写真のハイロー型コンクリートミキサー車は、おそらくドラム容量4.5立方m、ミキシング容量2.5立法m、架装重量2700kg。おそらくシャシーは日野だと思いますが、KYBの熊谷工場に展示されているそうなので、近々実物を見て来ます。

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