「キバナコスモス」と黄色いコスモスの話
ピンクや白の一般的なコスモスについては9月24日付のブログで書かせていただいたが、今回は「キバナコスモス」である。一般的なコスモスと同じようにキク科コスモス属だが、別種なので交配することは出来ない。
「黄花」と称しているが、花色はオレンジ色といった方が通りがいいだろう。人さまざまだと思うが、どうもこの花、あまり好きになれない。キバナコスモスは繁殖力が旺盛なためか、至るところに群れて咲いていて、しかも花期が長いので年がら年中咲いているような気がする。一般的なコスモスが清楚なイメージなら、キバナコスモスには下世話で厚かましいイメージを抱いてしまうのだ、キバナコスモスは、もはや雑草と考えた方がいいのではないか。
ところが、あまり好きでないキバナコスモスなのに、とんだ間違いを犯してしまった。我が家のハンギングバスケットは、今年は天候不順のためか、何を植えてもうまく育たず、特に道路沿いの7つのバスケットは、インパチェンスが駄目で、日々草が2回トライして駄目で、頼みの綱のペチュニアも全滅という按配で、「こんなことしてたら破産しちまう、何でもいいから安くて丈夫な苗にしよう」ということで、いつもの園芸店でマリーゴールドの苗を買い求めたんですね。面白みのない花だけど、安くて丈夫なのは折り紙つき。しかし、日が経つにつれて何か違うことに気づき、よくよく見れば、それは矮性のキバナコスモスだったのである。よく似ているのだ。昨今の品種改良で矮性に仕立てられ、花色も「黄色」や「朱色」もあり、いつものマリーゴールドと見まごうばかりに大々的に売り出されていたのである。しかし、間違って購入した我が家のキバナコスモスだが、悔しいことには一向に枯れる様子もなく、今日も元気に花を咲かせているのである
ところで、キバナコスモスとは別に、「イエローコスモス」という品種もある。こちらは花色が本当に上品で美しいのだが、育てるのがむずかしく、なかなか一般的にならない。下世話で厚かましいキバナコスモスと異なり、こちらは「蒲柳の質」なのである。もう10年以上前になるが、種からうまくイエローコスモスがたくさん育ったことがあり、そのときはなかなか感動ものだった。散歩する人が足を止め必ず「ホ~」と見惚れたほどである。それが忘れられず毎年のようにチャレンジしているのだが、あの時のビギナーズラックはもう戻ってこない。
さらにレモンイエローの美しい花を咲かせる「ウインターコスモス」という品種もある。かつて、資生堂の宣伝で「春なのにコスモスみたい」というキャッチコピーがあったが、こちらは「冬なのにコスモスみたい」なのである。ただ、コスモスとは別種の植物で、先っちょがトゲトゲの実をセーターなどにくっつけて遊ぶ、いわゆる「ひっつき虫」のセンダングサの仲間である。ウインターコスモスも品種改良され、いろいろな品種が出回っている。秋から冬にかけて黄色いコスモスの季節はまだたまだ続くのである。
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