ダカールラリー2017 日野チームスガワラの戦い №13
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レポート
最後の砂丘ステージで2号車が累計総合8位を守る
1月13日 ステージ11
サン・ファン(アルゼンチン)~リオ・クアルト(アルゼンチン)
リエゾン 73㎞ SS(A) 114km ニュートラルゾーン 367㎞ SS(B) 173km リエゾン 27㎞ 合計 754㎞
13日の行程は、アルゼンチンのサン・ファン~リオ・クアルト。アンデス山麓にあるサン・ファンから東に向かい、中部のコルドバ地方を目指すルートで途中367㎞と長いニュートラルゾーンをはさむ前後2パートの競技区間(SS)が設けられた。114㎞の前半部には砂漠とフェシュフェシュが登場。後半部の173㎞は山岳路から高速ピストに続くもので、以前にも使われたことがあるエリアだ。最終日の明14日にもリオ・クアルト近郊で64㎞のSSが予定されているが、距離が短く順位の変動する可能性は低い。競技としてはこの区間が実質的な最終日となる。
1号車 菅原義正/高橋貢組
同SSで日野チームスガワラの日野レンジャーは引き続き健闘。2号車菅原照仁/杉浦博之組は前半のフェシュフェシュでスタックを喫したものの、他車に牽引されて約10分ほどのロスタイムで脱出。その後は順調に消化してSSを14位で終え、この日までの累積順位の総合8位を守った。
また、1号車菅原義正/高橋貢組は前半の砂の区間を丁寧にクリアしたことで時間を要したが、後半部分は順調に走り切り、午前1時過ぎに無事リオ・クアルトのビバークに到着した(順位情報は不明)。
14日はいよいよ最終日。最終SSをリオ・クアルト周辺で行たあと、700㎞の長い移動区間でいよいよブエノスアイレスのゴールを目指す。メカニックたちにとっては今晩が競技中に点検整備を行う最後のチャンスだけにリオ・クアルトのビバークでは入念な点検作業が行なわれていた。
菅原義正/前半の砂丘をノースタックで抜けてきましたが、時間を要し、制限時間(マキシマムタイム)の10分前になってしまいました。その後は順調だったのですが到着はこの時間に。体調は全く問題ありません。
杉浦博之/今日はカマズとタトラに抜かれましたが、代わって後退した車両があり、累積順位は変わりませんでした。スタックは残念ですがそれ以外は概ね順調でした。
2号車 菅原照仁/杉浦博之組
アシスタンスカーで移動してきた田中宏治と島崎耕平
日野レンジャーを待つビバーク
ルートマップ
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