トラックアライメント測定 低床4軸バースト後のチェック
日野 FW1EXW
装着タイヤサイズ・・・245/70R19.5
測定時走行距離・・・78万6847km
▲日野の4低箱車。フロントのどちらか・・・がバーストして、その後、見た目にタイヤが開いて見えるとのこと。見た目に・・・これは相当~イってそうだなぁ・・・????
では早速測定~~~!
▲こちらは1軸目の測定データ。TOTAL TOEが3.8mmでちょっとIN気味かなぁ・・。あと左のキャンバーのネガが気になります。でもまぁ・・・路面の傾斜とかを差し引いて左右差はあるけど・・・調整も不可なんで・・・
▲こちらは2軸目の調整前データ。んん~~・・・そんなに大きな数値ではないですね・・・平行度もほぼまっすぐだし。でも1軸目も2軸目もTOEは大きいので調整致します~~!
でね、
今回キャビンを開けてみたんです・・・・
▲日野のこの型の開け方がわからなかったんですが・・・誰~も居ない車庫での作業だったので、なんとか・・・少ないアタマのデータを駆使して開けてみました(笑)
で、
なんで開けたのか?って・・・かなり昔に前2軸の調整をやったユーザー様から「調子は良くなったけど、ハンドルのセンターがえれ~~ズレんだけど・・・」って言われ・・・「センター出しはディーラーさんとかでやってもらってください」・・・なぁ~~んて答えを出して気にはなっておりまして・・・で、先々月に2t車のアクスルタイプでハンドルセンターがずれているので測定して欲しいという依頼があり・・・フロア下に確かジョイントみたいなものってあったよなぁ・・・って思い出し、キャビンを開けて、抜き換えて調整。そんな流れもあり、より良い調整を実施したいと思いまして、チャレンジしてみました。
▲するとどうでしょう~! 今まで、せま~~い、ひく~~い場所に寝転がって作業していたリンクロッドの先端部分。丸見えじゃぁ~あ~りませんか!! しかもこの車両、全てのネジがガッチガチに締まっておりましたが、体も工具も自由度が増しましたので余裕(?)で緩めましたよっ!
▲タイロッドもガッチガチ! でも心配ゴム用・・・いや、心配御無用!!パイレンにパイプ延長で楽々調整~!
▲調整後フロントデータ。TOEを1mm台まで調整。元々狂いも少なかったので、平行度も微調整。
▲こちらはリアの測定データ。3軸目、4軸目。まぁ・・ほぼまっすぐなのでOKですね。
見た目に狂っている・・・と仰っていたユーザーさん。。。。画像撮り忘れたんですが・・・確かに1軸、2軸で違う角度に見えなくはないです。ただ・・・まっすぐでも1~2軸間の長さと視点からの距離がありますので、違う角度に見えたのかもしれません。凄く狂っている車両(左2軸の個別のTOEが15~20mm以上)は確かにタイヤがあっちこっちに向いて見えますからねぇ~!
いずれにしてもこのTOEの数値だと、偏摩耗が出るか出ないかの境目ですから、調整していても損は無いと思います。
それからバーストによるアライメントの変化は、僅かに1軸目のキャンバーがネガになったのか・・・どうか・・・。バースト前の測定データーが無いので実証出来ないのが残念です・・・。だけど深刻になるようなアライメントの変化は無いようですね。
★ハマダユキオの「絵描き屋のブログ」
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