普段は中型ウイングの配送車を運転している愛嘉さんですが、仕事柄、違うトラックに乗り換えることがしばしばあります。いわゆる「乗り回し」ですが、自分専用のトラックではない場合、そこにはいろいろな問題が生じます。そんな経験の中から抱いた結論とは一体?
前回に引き続き、今回は配送ドライバーの愛嘉さんに乗り回しの諸事情を聞きました。
文/愛嘉さん、写真/愛嘉さん・フルロード編集部
*2025年9月発行トラックマガジン「フルロード」第58号より
フリーの配送ドライバーの乗り回し事情
私の勤めている会社では、基本的に1人1台専用の車両が用意されています。定期の人は車両の故障などを除き、完全に同じ車両で仕事できますが、フリーの仕事の場合は乗り換えることもしばしばあります。
大手の運送会社のように、全国に営業所があり中継地点で労働時間が超えてしまうから乗り換える……という理由とは違いますが、フリーは仕事内容が毎日違うので、仕事によってゲート車指定だったり車幅がワイド指定だったりします。
私は中型ウイングのセミワイド(標準サイズ)車に乗っているので、そういった指定の仕事の場合、トラックを乗り換えます。また、前日の仕事が長引いてしまい次の日の仕事の荷積みに行けなかった時など、別の人が代わりに積みに行ってくれることもあるので、その場合も乗り換えます。
ただ、みんな口を揃えて言うのが「自分の車両が1番落ち着く」ですね(笑)。
それはそうですよね。みんな自分が使いやすいようにカスタムしていたり、私物を置いていたりするので、それが乗り換えとなると運転しづらいですよね。私も正直自分の普段乗っている車両が1番いいです。
乗り換えるのは誰も使っていない空車に乗ることもあったり、普段別の人が乗っている車両に乗ることもありますが、人によって車両の中はさまざまですね。毎日のように車を磨き、車内も「土足禁止だった!?」というくらいピッカピカの車両に乗る時は、髪の毛1本すら落としてはいけないかも……という緊張感があります。
「乗り回し」あるある? 何とかしたいタバコの臭い問題
それとは反対に、モノで溢れかえっているクルマもあり、運転していると何かが落ちてきたり崩れてきたりすることもあります(笑)。
私が乗り換えた時に必ずやることは、仕事を始める前と終わった時にハンドルを拭くことです。ハンドルがヌメヌメしていたりすると、それだけで気分が下がってしまうので、それだけは徹底しています。
ただ、男性側も普段女性が乗っている車両に乗るのは抵抗がある場合もあるのかな……と思う時もあります。ニオイなど諸々とても気を使って下さる方もいます。やはり男性同士の車両よりは伸び伸びと運転できないかもしれないなと思うと少し申し訳ないです。
また、1番問題になるのはタバコ問題ですね。今は電子タバコもかなり普及してきたので、私の職場でも電子タバコ率が増えてきており、だいぶ車両の中のタバコ臭さはなくなってきています。
ただ、紙タバコを吸っている人のトラックはとても臭いが凄いです。髪の毛や服にも付いてしまうので客先でタバコ臭いと思われていないかヒヤヒヤしてしまいます。
電子タバコやタバコを吸わない人のトラックに乗る時は紙タバコは吸わないように、という決まりができましたが、予備の空車では紙タバコが吸えるのでタバコの臭いがする時があります。多数の人が乗る車両では紙タバコは遠慮してもらうように会社に打診してみようかと考え中です。

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