ヒロの海コン物語 歴史篇 その7
しかし当時のアメリカは、ハイウェイの渋滞が年々ひどくなっており、マクリーン氏はそのことに頭を悩ませながら「政府からただ同然で払い下げ船を買える沿岸海運会社が、トラック運送のシェアを奪うのではないか」と心配していました。そこでマクリーン氏は、以前から持っていた「荷物をいちいち積み替えるんだったら、トラックごと船に積んじまえばいいじゃん」ってな考えから、「混雑した沿岸道路を走るくらいなら、トレーラごと船に載っけて運んじゃえばいいじゃん」ってな発想に至り、1953年(昭和28年)の冬に「岸壁から船に渡り板をかける→トラクタヘッドがトレーラを引いて甲板まで運転する→甲板上でトレーラを切り離す」ってな具体的な案をまとめます。ふ頭に専用ターミナルを造ったり、船もそれ用に改造したりする必要はあるものの、船で貨物を運ぶってより船でトレーラを運ぶような格好になり効率もいいですし、目的地の港で別のトラクタヘッドがトレーラを取りに来れば、ハイウェイの渋滞とは無縁になるというわけです。
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