恐山~死の彷徨 その14
しかし、むつ市にたどり着くまでの道のりも険しかったですが、恐山への道は険しさが違います。さすがに天下の霊場・恐山!おいそれと人を寄せ付けるような場所ではありません。「お前ら来るなぁ~!」って雰囲気をフルパワーで撒き散らしながら、不埒な侵入者を拒んでいる様子がありあり。にも関わらず、「嫌よ、嫌よも好きのうち」とばかりに、嫌がる相手をもろともせず(う~ん、かなりめげかけてはいますが‥)、練馬ナンバーのワゴン車は進んでいくのです。
ところが‥。
その意気込みとは裏腹に、車窓から見える景色は当たり前とは言いながら真っ白で、どこが道やら定かではなく、行く先表示や目印もないので、我々は完全に道に迷ってしまいました。「道に倒れてぇ誰かの名を~呼び続けたことがありますかぁ~」。(中島みゆき:作詞&作曲「わかれうた」より)名前を呼ぼうにも誰も見えない、見当たらない‥。
(つづく) 山高一浩