東京オートサロンにカスタマイズされた3台のエルフミオが登場! 昨年に引き続きいすゞA&Sが出展

エルフミオ・クロス・コンセプト

東京オートサロンにカスタマイズされた3台のエルフミオが登場! 昨年に引き続きいすゞA&Sが出展
前回のアウトドアエディションをさらに進化させたエルフミオ・クロス・コンセプト

 このクルマも前回の「アウトドアエディション」の進化バージョンだ。

 主な装備やアイテムは、

・ユーティリティサイドパネル、バスケット、バーなどを備え、多彩なカスタムが可能なベースフレーム。展示車はサイドタープ、シャワーなどを搭載。
・車両上部に大きな荷物を積むことができるようルーフとフレーム上に積載物が固定可能なユーティリティバスケット。
・前後で高さを合わせたことで、繋げて使用し荷台より長いものを積載することも可能なルーフキャリア。
・ベースフレームに取り付けられた多数のサービスホールを備える側面パネルで、さまざまなアイテムを取り付けることができるユーティリティサイドパネル。
・ホイールにスポーティかつ先進的な印象を与えるいすゞA&S製フェンダーパネルカバー&サイドアンダーパネルをラプター塗装に変更。純正ステップ、純正フロントインナーフェンダー、純正ドアインナーも同塗装を施している。
・ワークライトはヘッドライト並みの明るさを実現。耐久性の高いシリコン製ガードにより光の向きをコントロールできる。カバーは迷彩柄でラギッド感を演出。
・バイクをイメージするようなエビ管マフラーカッター。
・標準グレードの無塗装グリル&バンパーをラプター塗装に変更したフロントグリル&バンパー。
・外装色と同じトーンのインテリアパネルやシートエプロン、ダッシュボードマットに加え、キャブバックにはストレージパネルを装着しドレスアップと使い勝手を両立したインテリア。

 エルフミオ・クロス・コンセプトの狙いについては、

 「前回は遊びに振ったコンセプトでしたが、今回は、仕事と遊びがクロスするような二刀流のクルマを目指しました。たとえば職人さんが仕事で使って、週末にはそのまま趣味の道具を積んで遊びに行けるようなイメージです。

 実は、前回のオートサロンに出品した際、アウトドアエディションが一番人気だったのですが、軽トラックカスタム業界では知名度が高い兵庫にあるハードカーゴジャパンさんから『一緒にやりませんか』という打診を受けて訪問しました。現在の取組みや次期企画などをお話する中で双方意気投合し『ぜひ一緒にやりましょう』ということで開発を進めました。

 このクルマには、多様なアイテムが盛り込まれていますが、ベースフレームが一番のキモになります。前回の荷台上のベースフレームは丸パイプでしたが、今回は板を成型したフレームになっています。これは軽量化の狙いもありますが、ユーティリティサイドパネル、バスケット、バーなど多彩なカスタムが可能なフレームになっています。

 そのほか、ブルバーやラプター塗装が施されたバンパーやグリル回り、マッドフラップなどラギッドテイストを感じさせつつ、仕事と遊びにとことん使えるというコンセプトで、多様な用途に使えるクルマを目指しました」……とのこと。

トラヴィオ・エクスペディション・ストライカー

東京オートサロンにカスタマイズされた3台のエルフミオが登場! 昨年に引き続きいすゞA&Sが出展
キャブ上のバンクベッドが特徴的なトラヴィオ・エクスペディション・ストライカー

 エルフミオをベースにキャンピングカー専用シャシーとして誕生した「トラヴィオ」だが、早くも日本特種ボディー(NTB)がキャンピングカーである「ストライカー」を発売した。今回の出品車両はそのカスタマイズ仕様である。

 主な装備とアイテムは、

・シェル部分は、キャンピングカーとしては日本初のオールアルミ製。高強度と軽量化を両立している。
・ダイネットのテーブルを下げて、背もたれマットを乗せ、サブマットを入れるだけで完成する1850×1650mmのフロアベッド。
・キャブ上に張り出したバンクベッド。1900×1600mmの広々サイズで、使用しないときは寝具の収納場所などに使える。
・いすゞA&Sオリジナルアイテムで、東京オートサロン向けに艶消し黒塗装を施したフェンダーパネルカバー。サイドアンダープロテクター、ホイールも同色だ。
・ガラス蓋付きシンクや電子レンジ、57リッター冷蔵庫などが備えられているキッチン部分。収納スペースも各所にある
・リアエントランスには電動格納ドアステップを装備。入口からダイネット部分まで広い床面があるので、長尺物を積むこともできる。
・いすゞA&Sオリジナルのヘッドランプカバー。東京オートサロンオリジナルのピアノブラック塗装を施したランプカバー。

 このクルマの狙いについては、いすゞおよびNTBのスタッフに聞いたところ、

 「いすゞとNTBは10年以上前からエルフベースのキャンピングカー『Be-Cam』で取引きがあります。今回はベースシャシーがまだ登場していない中での先行開発でしたので、エルフベースでキャンピングカーの架装の設計を行ない、最終的にトラヴィオのシャシーで細部を仕上げました。

 今回出品したトラヴィオはカスタマイズ仕様です。A&Sのコンセプトパーツでキャブ周りのドレスアップを行ない、トーヨータイヤのトラヴィオ用コンセプトタイヤを履くことでよりラギッドなスタイリングとなっています。

 キャンピングカーの使用以外にも、ここ近年の災害の発生状況から災害対策としての需要が増えてきています。個人のお客さんもそうですが、行政や企業からの引き合いもあります。

 また、工事現場での休憩場所や移動事務所などにも使われています。そういった用途に広げていくことも視野に入れていまして、その意味ではAT限定普通免許で運転できるトラヴィオの可能性はまだまだたくさんあると思っています」……とのことだった。

【画像ギャラリー】東京オートサロン2025に出展されたいすゞA&Sのカスタムトラックを画像でチェック!(8枚)画像ギャラリー

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