10月29日、富士スピードウェイで「ジャパントラックショー in Fujispeedway2023」(以下JTS in 富士)が開催された。
体験型のジャパントラックショーとしてサーキット場で初開催する今回。果たしてどんなイベントとなったのか? その会場の様子をかいつまんでお届けしていこう!!
メーカー展示エリアの展示物
来年開催予定の「ジャパントラックショー2024」に先立ち、体験型のスピンオフイベントとして富士スピードウェイで開催された「JTS in 富士」。サーキットコースやパドック・駐車エリアでさまざまな催しが開催された。
そのメイン会場であるAパドックはメーカー出展エリアとなり、三菱ふそう、トランスウェブの輸入部門のEUトレーラーズ、レッカーの城南ホールディングス、セノプロやヨシノ自動車のFast Elefantなどのカスタムメーカー、商用ATを手掛けるアリソンといったコンポーネントメーカー、タイヤメーカー、部品用品メーカー等、約40社が出展した。
このうち、三菱ふそうは電気小型トラックの新型eキャンター、EUトレーラーズはケスボーラーのあらゆるサイズに対応できるコンテナシャシー、重量物運搬低床3軸トレーラ、ダンプトレーラ等を出品。
また城南ホールディングスはイタリアのFGMとSilver STS社製の大型車輸送用低床トレーラ(前者が3軸、後者が2軸車)を展示したほか、城南オーナーズクラブによるレッカー作業を実演。2台のレッカー車を使い横転した大型トラックを起こすまでの作業を披露し、来場者の注目を集めた。
この他にも富士スピードウェイのお膝元、御殿場市の板妻駐屯地に駐屯する第34普通科連隊の保有するいすゞSKW、軽装甲機動車、高機動車などの自衛隊車両の展示や、iLaboが開発したいすゞフォワードベースの水素エンジントラックなども出展された。
全国から集結したカスタムトラックとサーキットイベント
ジャパントラックショーでお馴染みとなったセノプロやヨシノのFast Elefantといったカスタムメーカーの展示の他に、今回、トラックユーザー自慢のカスタムトラックの展示が行なわれたのも「JTS in 富士」ならではといえるだろう。
その展示会場となったCパドックおよび隣接する駐車場にはカスタムトラックが全国から集結。目算で約100台ほど、煌びやかなユーロスタイルトラックがズラーっと居並ぶ姿はなかなか壮観な光景であった。
さらに今回のイベントでは「トラックパレードラン」と称し、メインサーキットでの走行会も開催され、カスタムメーカーや運送事業者等のトラック、約60台が参加。サーキットをトラックが走る珍しい光景をひと目見ようと、ホームストレート脇のピットレーンには来場者の多くが集まった。
またトラックによる「スタートダッシュチャレンジ」も開催。これはメインサーキットのホームストレートで行なうゼロヨンのような催しだが、本格的なレースではなく、どちらかといえばお祭り的なイベントである。
したがって参加車両は単車やトラクタヘッドなどバラバラだが、クオンVSギガやスーパーグレートVSプロフィア、スカニアVSボルボのヘッド対決など、気になる勝負が組まれていてなかなか面白い。
この他にも、ボルボFHの試乗会がサーキットで、三菱ふそうの新型eキャンター、アリソンのトルコンATを搭載した日野レンジャーダンプ/ミキサの試乗会が外周道路(富士スピードウェイの敷地内)で開催されるなど、サーキット場のメリットを活かした体験型イベントが盛りだくさんの内容であった。
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