ついに日本でも発売! 大型トラック「スカニアSUPER」の新開発エンジンは低回転・大トルクで燃費性能がスゴそう!!

ついに日本でも発売! 大型トラック「スカニアSUPER」の新開発エンジンは低回転・大トルクで燃費性能がスゴそう!!

 スカニアジャパンは11月24日、新開発パワートレーンを搭載する「スカニアSUPER」を発売した。日本でもデザインや走行性能、居住性からファンの多いスカニア車だが、新モデルでは燃費を最大8%改善するとともに、2024年問題に向けてデジタルツールも併せて導入する。当面は並行輸入車として販売する。

文/トラックマガジン・フルロード編集部
写真/Scania CV AB、フルロード編集部

900rpmでピークトルクを発生する新型エンジン

スカニアSUPERのSシリーズ「560S」6×2フルトラクタ。Sシリーズはキャビンフロアが最も高いスカニア旗艦モデル。さらに写真は新DC13最強となる560PSエンジン搭載モデルだ
スカニアSUPERのSシリーズ「560S」6×2フルトラクタ。Sシリーズはキャビンフロアが最も高いスカニア旗艦モデル。さらに写真は新DC13最強となる560PSエンジン搭載モデルだ

 スウェーデンのスカニアは、130年以上の歴史を有する商用車メーカーだ。そのスカニアSUPERが搭載する新開発パワートレーンは、同社が5年の歳月と総額20億ユーロ(日本円で約3140億円)を超える研究開発費を投じて開発したものだ。

 新開発パワートレーンを構成する新型エンジンは、スカニア社内では「DW6」と呼ばれているが、我々が目にする型式としては、従来と同じく「DC13」を名乗る。12.7リッターの直列6気筒というのも同様だが、実はMANなど商用車メーカー企業連合・TRATON(トレイトン)の共通エンジンプラットフォーム・CBE(コモンベースエンジン)の一つで、なにもかもが新設計のディーゼルエンジンである。

 最良の吸排気効率を得るべくDOHC(ダブル・オーバーヘッド・カムシャフト)構造の採用をはじめ、新燃料噴射システムの導入、23:1という高い圧縮比を用いた燃焼設計、エンジン内部の摩擦抵抗低減、そして排ガス後処理装置「スカニア・ツインSCR」(その名の通り2基の尿素SCRを用いる)との組み合わせによって、900rpmという低速域から巨大なピークトルクを発生する。エンジン正味熱効率(BTE)は、一般的な大型トラックの30~40%を大きく上回る50%にも達し、優れた燃費性能を実現する。

 日本向け新DC13エンジンには、最高出力560PS/1800rpm・最大トルク286kgm(2800Nm)/900~1400rpm、最高出力460PS/1800rpmおよび最大トルク255kgm(2500Nm)/900~1290rpm、最高出力420PS/1800rpmおよび最大トルク235kgm(2300Nm)/900~1280rpmの3機種を設定する。

 ちなみに、日本向け新DC13エンジンには350kWの制動トルクを発揮する圧縮解放エンジンリターダ(CRB:Compression Release Brake)が標準装備される。代わりにメーカーオプションで流体式リターダを装備することも可能で、こちらは500kWというさらに強力な制動トルクによって、重量物運搬や山道の運行においても確かな制動力を発揮する。

ハノーバーIAA2022トランスポーテーションで出品されたスカニアの新開発エンジン・DW6こと「DC13」
ハノーバーIAA2022トランスポーテーションで出品されたスカニアの新開発エンジン・DW6こと「DC13」

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