「キーストーン」は「ピナクル」の後継車
新世代マックのボケーショナルトラクタを担うキーストーンは、同社の「ピナクル」が築いたレガシーを基盤にしている。同社のラインナップの中でも20年以上という長いモデル期間を誇ったピナクルは、耐久信頼性と顧客満足度で高い評価を受けてきたモデルだ。
昨年から進めている新プラットフォームへの移行により、クラス8トラック各車が同等の先進技術と安全性を共有しつつ、キーストーンではピナクルで培ってきたボケーショナル市場に不可欠な特性や架装性を維持する。
北米マックの社長を務めるジョナサン・ランドール氏は「私たちがお客様から学んだのは、過酷な現場のきつい仕事でもドライバーの快適性や最新技術を犠牲にしたくないということです。キーストーンはまさにそれを実現します。どんな路面にも対応できる『全地形』という多様性と、業界で最高峰の乗り心地を両立しています」と話している。
想定される顧客は、建設業、農業、林業、畜産業(家畜運搬)などだ。これらの仕事は、高速道路(オンロード)と未舗装の現場(オフロード)の両方で高い走行性能を必要とする。
マック・トラックス副社長のフェルナンド・コウセイロ氏によると、「未舗装路でも、荒れた道路でも、道路自体がない場所でも、もちろん高速道路でも、キーストーンは力を発揮します。森から丸太を運び出す時、建設現場に重機を運ぶ時、田舎道で農産物を運ぶ時、キーストーンはあらゆる用途に対応します」とのこと。
また、マックのこのクラスのボケーショナルトラクタとしては初めて、アクスルフォワード/アクスルバック(前軸の位置を前進/後退させた構成で、アプローチアングルや軸距、軸重配分などが変わり、米国の重量規制における扱いも異なる)の両方で提供し、特定の作業ニーズに柔軟に対応する。
キャブはデイキャブと44インチスリーパー、64インチスリーパーの3種類で、全体のアクスル構成は6×4、8×4、8×6の3種類となる。
伝統に最新技術とパフォーマンを融合
キーストーンのインテリアは、オン・ハイウェイ系のパイオニアと共有している。ボケーショナルでも長距離輸送と同等の快適性と、人間工学に基づいた機能を実現した。運転席は「囲まれ感」のあるラップアラウンド型で、操作性と視認性に優れる。
いっぽう、エクステリアについては、現代的な美学とボケーショナルトラクタに求められるラギッドな特性を両立する、独自のデザインを採用した。マックの往年の名トラックである「R」シリーズを彷彿とさせるデザイン要素は伝統からインスピレーションを受けたものだが、最新世代の大型トラックファミリーに調和するスタイリングも取り入れた。
チーフデザイナーを務めるルーカス・イェーツ氏は次のようにコメントしている。
「エクステリアデザインでは、どんな状況にも対応できるように見えることを重視しました。なぜなら、それがこのトラックの役割だからです。
光沢のあるブラックのグリルバー、磨き上げたアルミ張りのバンパー、洗練されたフェンダープロファイルなど、紛れもなくMACKであるという存在感を与えつつ、パイオニア、アンセム、グラナイトという新世代トラックで統一感のあるファミリールックを維持しています」。
搭載するエンジンはマックMP13型ディーゼルエンジンで、ボルボグループの共通設計によりボルボD13型などと部品を共有する同機は、最大540hpと1950lb-ft(約270kgm)を発揮する(従来のMP13型は最大馬力が515hpなので、ボケーショナル用に高馬力仕様が追加される?)。
トランスミッションは実績のある「mドライブHD」自動化マニュアルトランスミッション(AMT)を組み合わせる。これによりピナクルと比較して最大で6%の燃費向上を実現した。
マックの新型クラス8ボケーショナルトラクタ「キーストーン」は、2026年第3四半期に受注を開始する予定だ。
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