オーダーメイドの平ボディと重機運搬車を得意とする香川のフジタ自動車工業が、前回に続き「ジャパントラックショー2026」に登場! 展示したのは前回と同じく軽量型の「歩み板」。前回はトレーラ用だったが、今回は単車の主力モデル「ダンプローダー」用となっており注目だ。早速その中身をチェックしていこう。
文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部
高強度構造用鋼版STRENX採用で約200kgの軽量化を実現!
フジタ自動車工業の「ダンプローダー」といえば、シャシーフレームに搭載したワイドトレッド型鳥居兼用アウトリガージャッキで車両をダンプアップし、重機の積み降ろしを行なう重機運搬用ボディのロングセラー。
初代は1970年に誕生し、シャシーとボディを固定式とした現行モデルは1980年に登場。非常に長い歴史を持つ。
今回のジャパントラックショーに出品されたのは、そのダンプローダーのオプション装備である「オートスルー」用の歩み板である。
オートスルーは油圧化した5本の歩み板を床下に格納し、使う際は油圧で自動展開することでドライバーの歩み板をかける負担を軽減。歩み板の左右位置を調整する機能も備え、さまざまなトレッド幅の重機に対応するほか、荷台後部からオーバーする積み荷も運びやすい、などのメリットを持つ。
これまでオートスルーの歩み板は普通の鉄製だったが、近年は排ガス規制や安全装置の義務化などを背景にシャシー重量が増加。積載量の減トンを余儀なくされていた。そこで、同社では歩み板の軽量化に着手。従来の鉄に変え、新たにSSAB社製高強度構造用鋼版「STRENX」を採用した。
STRENXは従来の鉄より強度があるため、従来同等の強度を維持しながら板厚を薄く=軽くすることが可能。これにより歩み板を従来より約200kg軽くすることができ、積載量アップを実現したという。
また、歩み板の上板は従来までトラック荷台用床板としてもポピュラーなアピトンだったが、今回新たに樹脂材を採用。樹脂材は、アピトンより硬く削れにくいそうで、今後ユーザーに使ってもらいながら耐久性をテストしていくというから、こちらも注目だ。
なお、今回の展示車両はアスファルトフィニッシャーやロードローラーなど舗装系重機を得意とする北陸のユーザーが導入したもの。ベース車両はいすゞギガCYY系3軸低床6×4GVW22トン級Q尺(ホイールベース5830mm)車。コンパクトなシャシーで狭い現場に入っていきやすいことから人気という。
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