日本通運が2年連続プロドライバーの日本一に輝く!! 「第57回 全国トラックドライバーコンテスト」開催

日本通運が2年連続プロドライバーの日本一に輝く!! 「第57回 全国トラックドライバーコンテスト」開催

 全日本トラック協会が主催する「第57回 全国トラックドライバーコンテスト」が、10月25日・26日の2日間にわたり、茨城県ひたちなか市の自動車安全運転センターで開催された。

文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/全日本トラック協会・フルロード編集部

大会の概要

トラックドライバーコンテストの開催式で宣誓を行なう選手
トラックドライバーコンテストの開催式で宣誓を行なう選手

 全日本トラック協会が主催する全国トラックドライバーコンテストは、トラックドライバーにおける高度な運転技能と法令や車両構造などの専門的な知識を競う大会で、全国大会へは各都道府県のトラック協会が開催する都道府県大会を勝ち抜いた選手が出場できる。

 今年の予選には1200名弱が参加し、全国大会へは総勢146名の選手が出場。このうち4トン部門に43名、11トン部門42名、トレーラ部門34名、女性部門27名の選手が参加した。

大会初日に行なわれる課題走行の隘路走行
大会初日に行なわれる課題走行の隘路走行
2日目に行なわれる課題走行。スラローム後退、S字後退、車庫入れを連続して行なう
2日目に行なわれる課題走行。スラローム後退、S字後退、車庫入れを連続して行なう

 茨城県ひたちなか市の自動車安全運転センターで2日にわたり開催された競技は、初日に交通法規(40問)、構造機能(20問)、運転常識(20問)からなる学科競技と、実際のトラックを使った日常点検、簡易コース走行、課題走行(隘路、スラローム前進)の実科競技を実施。

 2日目には、コース走行、課題走行(スラローム後退、S字後退、車庫入れ)のより高度な運転技術を要す実科競技が行なわれた。

コンテストの結果

 27日には東京・新橋の第一ホテル東京に場所を移し、出場者の表彰式を開催。大会の結果発表が行なわれた。

 今年の平均点は、学科競技400点・実科競技600点中、総合で897点(前年879点)となり、もう少しで900点台に届くレベルの高い大会であった。また最高得点は996点となり、こちらも前年の990点を上回った。

 部門別の表彰では、4トン部門でロジスティード西日本の中川宏昭選手(大阪府代表)、11トン部門で日本通運の髙山涼太選手(宮崎県代表)、トレーラ部門でNX徳通の田中宏樹選手(徳島県代表)、女性部門で日本通運の森永幸恵選手(福岡県代表)が各部門1位となり、警察庁長官賞を獲得。

女性部門1位に輝き涙を流して喜ぶ森永選手
女性部門1位に輝き涙を流して喜ぶ森永選手

 そして、前出の最高得点を出した11トン部門の髙山選手が最優秀選手に選ばれ、国土交通省・岡野まさ子大臣官房総括審議官から栄えある内閣総理大臣賞がおくられた。

 なお、最優秀選手には届かなかったが4トン部門の中川選手は、次点となる総合994点。その差はわずか2点であった。

内閣総理大臣賞を獲得した11トン部門の髙山選手。日本通運としては2年連続で受賞となる
内閣総理大臣賞を獲得した11トン部門の髙山選手。日本通運としては2年連続で受賞となる

 いっぽう、50歳以上の年長者の最優秀選手におくられる全日本トラック協会長特別賞は、11トン部門3位で入賞したバンテックセントラル・白須忠彦選手(神奈川県代表)が総合989点で受賞。

 また、中小企業から参加し、優秀な成績を収めた選手を表彰する国土交通大臣賞は、トレーラ部門3位で入賞した住化ロジスティクスの近藤義樹選手(愛媛県代表)が総合985点で受賞した。

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