ドイツ国外への展開も加速
チャーターウェイはこれまでダイムラー・トラックの子会社だったが、2025年の初めからDTFSの提供するサービスに統合された。提供されるサービス内容に変更はなく、保険契約やメンテナンス契約もシームレスに継続する。
統合により緊密な連携が可能になり「ドイツのお客様は間もなく、日割りのレンタルからリース契約、割賦販売まで一つの窓口で全てができるようになります」(DTFSドイツのマネージング・ディレクター、フロリアン・ペテル氏)とのこと。
また、チャーターウェイのマネージング・ディレクター、マーティン・ケーネン氏は「柔軟に運用できる全体的な輸送ソリューションを提供することが私たちの目的です。コストの予想ができればリスクを減らすことができますし、メルセデス・ベンツの新型『eアクトロス600』など、お客様はノーリスクで最新の電動モビリティを利用できます」と話している。
商用車のリース契約と金融という古典的なビジネスを展開してきたDTFSにとって、TaaSフルサービスプロバイダーへの転換は、更なる成長機会をもたらすいっぽうで、新しい製品やビジネスモデルを構築する必要がある。
今後はレンタルだけでなく、充電インフラや保険関係、独自の支払いソリューションなどにも取り組むといい、様々な市場の顧客が月額固定料金でいろいろなコンポーネントを組み合わせて柔軟にバンドルできるようになるそうだ。
DTFSは商用車メーカーの系列金融会社としては世界最大規模。現在は18カ国でサービスを提供しているが、チャーターウェイとの統合を受けて今後数カ月以内にさらに多くの国で事業を開始する予定だといい、日本への影響も注視する必要がありそうだ。
【画像ギャラリー】ダイムラー傘下のトラックレンタル会社「チャーターウェイ」の車両(4枚)画像ギャラリー
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