古河ユニックが1台積み車載車のハイエンドモデルを発売! 新型NeoA(ネオエース)は3.5トン積も可能に!!

軽量化によって最大積載量3.5tを確保!

マクラーレンGTを積載したNeoA/UC-02E型の搬送イメージ。フラット型車載車は高級輸入車の搬送業務で好まれており、スライド1台積み車載車としてもハイエンドクラスである(写真:古河ユニック・加工:フルロード編集部)
マクラーレンGTを積載したNeoA/UC-02E型の搬送イメージ。フラット型車載車は高級輸入車の搬送業務で好まれており、スライド1台積み車載車としてもハイエンドクラスである(写真:古河ユニック・加工:フルロード編集部)

 架装対象は小型トラック2~3.5トン積・超ロングボディ車で、シャシーによって前述の荷台傾斜角や作業全長、積載量といったスペックが変わるものの、架装重量を約250kg軽減しており、最大で積載量3.5tまで確保可能としている。近年の乗用車(特にSUVやミニバン)は、ハイブリッド車やバッテリーEVなど車両重量が増えているため、積載量の余裕は大きな強みだ。

 荷台の傾斜・スライドの各動作は従来型と同じく、それぞれ油圧シリンダーのピストン伸縮動作を直接用いる「全工程シリンダ」を採用。高い信頼性と耐久性、メンテナンス性で優れるとしている。また、荷台を4点支持して横方向への動きを規制する「ブレガード+」も同じく従来型から継承した。

 なお、積み降ろし作業時に荷台の荷重を分散する折りたたみ式リアステー(支持脚)の装着モデル(UC-02EG)も、従来型にはなかったバリエーションとして設定している。

 荷台スペックは、内法長5710mm×内法幅2080mm×内法高110mmで従来型と同一、床面地上高は960mm~1070mm(後車軸上)でこちらもほぼ同等、床板は2.8mm厚の縞鋼板で、従来型(3.2mm厚)に対して薄板化している。荷台上には容量1.3トンのウインチを装備する。

UC-02EG型NeoAが装備するリアステー(支持脚)。積載時の安定性がより高められる機能がある。UC-02EGでは荷台スライドと連動して展開・接地するしくみを採用。スライド車載車では一般的な装備だが、フラット型では装備・非装備で展開が分かれており、NeoAはどちらも用意したといえる
UC-02EG型NeoAが装備するリアステー(支持脚)。積載時の安定性がより高められる機能がある。UC-02EGでは荷台スライドと連動して展開・接地するしくみを採用。スライド車載車では一般的な装備だが、フラット型では装備・非装備で展開が分かれており、NeoAはどちらも用意したといえる

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