ついに日本でも発売! 大型トラック「スカニアSUPER」の新開発エンジンは低回転・大トルクで燃費性能がスゴそう!!

SUPERパワートレーンで最大8%の燃費向上

スカニアSUPERの「SUPER」とは、新開発のエンジン、トランスミッション、ドライブアクスル(駆動軸)の3つをすべて搭載するシャシーを示す。いわば「スカニアSUPER・3種の神器」か
スカニアSUPERの「SUPER」とは、新開発のエンジン、トランスミッション、ドライブアクスル(駆動軸)の3つをすべて搭載するシャシーを示す。いわば「スカニアSUPER・3種の神器」か

 電子制御12速自動変速機「オプティクルーズ」には、新開発のギアボックスを採用する。こちらは駆動損失の低減とユニット重量の軽減を果たしている。また、後軸のドライブアクスル(駆動軸)も新開発で、こちらも軽量化を達成しているほか、サービスインターバルを延長するなど、メンテナンス性も向上した。

 しかし、この2つのコンポーネントの最大の特徴は、新DC13型エンジンの低回転・大トルクという特性を最大限に活かすギア比の設定にある。中でも特徴的なのが、ギアボックスで最も伝達効率の良い直結段と、ドライブアクスルの減速比1.95という高速ファイナルギアを組み合わせる仕様で、エンジンを低回転のまま一定速走行を維持することで、燃費を最大8%も低減する。

 そして「SUPER」とは、これら新開発のエンジン、ギアボックス、ドライブアクスルを搭載したシャシーにのみ与えられるものだ。

 なお、SUPERに該当しないモデルについては、今後15.6リッターV8エンジン(DC16型)搭載車は660PSのみとなるものの、エンジンを改良した上で、新ギアボックスのオプティクルーズとの組み合わせへとアップデートされる。また、現時点では8.9リッター直列5気筒エンジン(DC09型)搭載車に対する新開発パワートレーン展開は未定である。

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