より多くのドライバーが確実に駐車できる機会を確保
今回の実証実験は、現在の大型車駐車マス(兼用マスを含む)の一部を60分以内の「短時間限定駐車マス」として整備することで、より多くの車両が確実に駐車できる機会を確保するもの。
長時間駐車を余儀なくされる車両については、都市近郊以外の比較的空いているSA・PAを利用されることを期待しているという。この実証実験は、「高速道路SA・PAにおける利便性向上に関する検討会」で、とりまとめられた対策の一つでもある。
「短時間限定駐車マス」の位置は、休憩施設内に看板を設置して案内する。また、短時間限定駐車マスとわかるよう、駐車マスに路面標示を施すという。
今後、実証実験の状況を鑑み、厳格な監視体制や駐車時間を判定するための画像処理技術の導入など、さらに必要な対策を検討していく予定である。なお、実証実験の準備のため、休憩施設内にて工事などを実施するので理解と協力を呼び掛けている。
NAXCO各社では、短時間限定駐車マスを利用するドライバーには、休憩施設内の案内看板・路面標示に従って駐車してもらい、駐車後60分以内に出発してもらうようお願いしている。また、60分を超えて駐車するドライバーは、短時間限定駐車マス以外の利用を推奨している。
飲食店などでは、次のお客が控えているのにいつまでも居座る客は嫌われるというが、「短時間限定」で回転率を上げるというのは妙案かもしれない。
トラックの場合はケース・バイ・ケースだろうが、譲り合いができる場合は譲り合って、多くのドライバーに休憩の機会を提供するというのは良いことだろう。トラックドライバーの理解と協力を得られるかどうかが成否のカギになりそうだ。
【画像ギャラリー】いつも満杯の大型車駐車スペースと「短時間限定駐車マス」(4枚)画像ギャラリー
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