伊藤園が業界初のEVボトルカーを導入! 茶殻リサイクルに貢献する軽量パネルを採用!

茶殻配合軽量パネルを使用したEVボトルカーを積極採用

こちらのイメージは2020年のものだが、現在は約5万8000トンの茶殻が排出されている
こちらのイメージは2020年のものだが、現在は約5万8000トンの茶殻が排出されている

 伊藤園のボトルカーは、1日の平均走行距離は約60kmだという。今回のエルフEVは、バッテリーパック2個積みの仕様なので航続距離には問題ないだろう。

 今回の車両の架装に関しては、ボトルカーの第一人者たる須河車体が担当した。ちなみにEVボトルカー1台分に使用した茶殻は、「お~いお茶」600mlペットボトル換算で約62本分とのこと。

 EVボトルカーに関しては、営業エリアの特性・航続距離やエリア内充電インフラ設備の普及を勘案しながら展開していくとしている。まずは東京エリアを中心に導入展開を図り、その後関西エリア(特に大阪府)・愛知県等についても展開していく考えだ。

 なお、伊藤園では、地域密着型営業のビジネスモデルを採用しており、約3350台の車両(ボトルカーを含む)を使用している。

 これまで車両によるCO2排出量削減の取り組みとして、エコドライブの徹底やルート効率の向上に努めてきたが、今後は「EVボトルカー(茶殻配合軽量パネル搭載型)」を使用し、CO2排出量削減と共に、社員の働き方を見直す施策として積極的にEVボトルカーの導入を進め、地球環境の課題解決と企業価値向上の両立に取り組んでいきたいとしている。

【画像ギャラリー】茶殻リサイクル技術を活用した伊藤園のEVボトルカー(7枚)画像ギャラリー

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今号では、昨年2月中旬から出荷を再開した日野プロフィアの2024年モデルに試乗。燃費性能と安全性能もアップし、新設計AMTで走りも別モノに進化した新モデルの実力に迫ります。また、「だれでもトラック」いすゞエルフミオEVの公道試乗を実施。AT限定普通免許で運転できるEVトラックの魅力をお伝えします。大好評の「働くクルマの大図鑑」は、飲み物を運ぶその究極のカタチ「ボトルカー」を特集しました。ボトルカーの構造から製造工場のレポート、知られざる歴史、さらにはeキャンターのボトルカーの試乗レポートまで盛りだくさんの内容になっています。