3社で自動運転分野のシナジーを創出
新会社は人と物の輸送のための、自律的でゼロ・エミッションのモビリティ開発を目的としており、ナビヤの資産を引き継ぐ。
ナビヤは専門のエンジニア120人以上を有し、15人乗りバスのアルマおよびエヴォは、これまでに日本を含む世界25か国で200台以上の販売実績を誇る同分野のリーディングカンパニーだ。
マクニカは自動運転ビジネスをアジアを中心にグローバル展開しており、自動運転実証車両の開発のほか、それを支えるオペレーションソフトウェア、アルゴリズム、ECU、LiDARセンサー等のコア技術の開発を行なってきた。
また、社会実装時のデータ分析、リアルタイムFMS(運行管理システム)の専門性を活かしながら、オンロード(首都圏や地方自治体の公道)と、オフロード(鉱山、工場、倉庫、プラント、空港、港湾などの私有地)の2つの領域にモビリティサービス・ソリューションを提供してきた。
中でもナビヤの自動運転EVバスは、地域の活性化や地方自治体における交通移動課題などの社会課題解決に向けた最有力ソリューションという位置付けで、国内総代理店として茨城県境町や三重県四日市市、羽田イノベーションシティなどに提供実績を持つ。
新会社におけるゴーサンとマクニカの資本比率は51:49となっており、代表者にはゴーサンのエグゼクティブバイスプレジデントであったジャン=クラウド・ベイリー氏が就任する予定。
オンロード市場においては、ナビヤの既存製品(アルマ及びエヴォ)は継続販売しながら、ゴーサンのの開発製造ノウハウとナビヤのソフトウェア技術を活かした次世代型自動運転EVバスの開発を進め、公道でのレベル4自動運転EVバスの世界市場に対し向こう4年間で500台以上の販売を目指す。
オフロード市場に対しては、ゴーサンの主力製品である電動・水素バッテリーによる大型貨物輸送車にナビヤの自動運転技術を組み込むことにより、港湾、プラント向けの自動化ソリューションの開発・拡販を加速する。
マクニカのソリューションカンパニーとしてのグローバルネットワークと、ゴーサン・ナビヤが有するハードウェア/ソフトウェアの技術・開発・製造の強みを融合することでビジネスシナジーを創出し、自動運転サービスの世界的な社会実装を加速させ、サステナブルな成長を目指すとしている。
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