極東開発工業は、後部格納式テールゲートリフター「パワーゲートGⅡ1000/GⅢ1000」(最大許容リフト荷重1000kg)をモデルチェンジし、6月3日に発売する。
パワーゲートGⅡ1000
今回のモデルチェンジは構造を根本から見直したことで、剛性を確保しながら同社従来機種に比べ最大で約60kg(GⅡ1000タイプLアルミ仕様の場合)の大幅なキット重量の軽量化を実現。このほか、プラットホーム先端形状の変更による業界トップクラスの台車乗込み性能や、キャスターストッパおよびプラットホーム(荷物搭載部)表面の改良で、さらに安全かつ使いやすくなった。
テールゲートリフターはトラックの荷台の後部に取り付けたテールゲートが地面と荷台の間を昇降する装置で、荷物の積み降ろし作業の効率化・省力化を図るもの。同社では垂直昇降式(V型)、アーム式(S型)、後部格納式(G型)、床下格納式(CG型)などさまざまな機種のテールゲートリフターをユーザーのニーズに合わせて開発し、シリーズ化している。
●パワーゲートGⅡ1000/GⅢ1000の特徴
①キット重量を大幅に軽量化
プラットホームを構成するブロックの構造変更と、ブロック同士の接続部を少なくすることによるプラットホームの軽量化や、リフトフレームとリフトアームの構造変更によるリフトメカの軽量化などにより、剛性を確保しながら同社従来機種に比べキット重量を最大で約60kg軽量化し、ワンランク上の積載量の確保を実現した。
②プラットホーム先端形状の変更により、業界トップクラスの台車乗込み性能を実現
プラットホームの先端形状を変更することで、同車従来機種に比べ荷積み時のカート台車押し込み操作力を最大約24%低減。荷降ろし時におけるカート車輪接地時の衝撃を最大約30%低減させ、業界トップクラスの台車乗込み性能を実現した。
③キャスターストッパ改良で、さらに使いやすく
プラットホーム後端部のキャスターストッパの形状を根本から見直し、キャスターの脱輪を防止する構造としたほか、足で操作するレバーも変更し、接触部位を「点」から「線」とすることで、さらに使いやすくした。
④プラットホーム表面の滑り止め効果が向上し、より安全に
プラットホーム表面の形状を見直し、突起の高さを際立たせることで、同車従来機種に比べ最大約50%(ウェット時)滑り止め効果がアップ。雨天時等においても安全な作業を実現する。
⑤独自のサービス支援システム「K-DaSS」サービスツールシステム、およびスイッチパネル内にエラーランプを搭載することでサービス性の向上を実現
同社が専用に開発したスマートフォン用アプリ「サービスツールアプリ」と近距離無線通信機能で通信することにより、車両メンテナンスやデータの収集を可能とした同社独自のサービス支援システムである「K-DaSS(Kyokuto Data Sharing Service)」サービスツールシステムを搭載するとともに、点滅によって機器の状況を知らせるエラーランプをスイッチパネルに新設。サービススタッフによる稼働状況やエラー履歴の確認を可能とし、サービス性の向上を実現している。
希望小売価格は4t車級GⅡ1000タイプM(アルミ仕様オートターン)のバンボディ架装の場合で101万5000円(取付費込み、税抜き)となっている。
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