今年5月に開催されたブリスベーントラックショーで公開された新型いすゞFXY。車両総重量26トン級の6×4後輪エアサス車型で、日本のフォワードFVZはもちろんギガよりも重い
新型いすゞFXY。キャビンのマウント位置が高く、巨大化したフロントグリルで風格が増した。日本と同じく可変配光型LEDヘッドランプを装備するが、豪州向けはN、F、FXいずれも4灯タイプになっている。サイドミラー類は欧州準拠
日本市場向けフォワードで最大のFVZ。基本的なスタイリングは共通だが、FXYではさらにフロントパネル下部にエクステンションパネルを追加し、フロントグリルの面積を拡大するなど、構えが大きくなっている
インテリア。写真はFシリーズの車両総重量16.5トン2軸4×2車型FVRだが、FXYもほぼ同様だろう。インフォテインメント用の10.1インチタッチLCDパネルをインパネ中央に設置するのは、いすゞオーストラリア車の特徴である。フロアにはアリソンATのボタン式シフトセレクターを設置
イスリングハウゼン製のベルトインシートを標準装備。従来型も装着しているが、新型ではヒーター機能と通気機能も標準となっている
先進運転支援システム(ADAS)は衝突被害軽減ブレーキ、車線維持アシスト、車間距離警報、標識;連動型スピードリミッター、全車速アダプティブクルーズコントロールなど、日本市場向けと近い。写真はデュアルカメラでミリ波レーダーとともに前方監視する
新型Nシリーズ。日本の「エルフ」に相当するモデルで、豪州ではGVW4.5~8.7トンをカバーする。写真はハイキャブ(海外では標準キャブとして扱われている)・GVW4.5トン車型のNLR。平ボディ完成車には「トレイパック」という商品名が付与されている
新型Fシリーズ。日本の「フォワード」に相当するモデルで、豪州ではGVW11~24トンと中型から大型にまたがる幅広い車格をカバーしており、4×4総輪駆動シャシーも設定する。写真は標準幅キャブ・GVW11トン後輪エアサス車型のFRD
新型Fシリーズ。こちらはGVW16.5トン4×2車型のFVRで、日本ではGVW16トン車型として展開されている。インテリア写真のモデルがこのFVRである
現行型のGVW30トン8×4車型FYJ。フロントフェイスは従来型のFXシリーズも共通である。日本の大型8×4車型は低床4軸シャシーだが、豪州では日本にない高床4軸シャシーを展開している。FYシリーズのフルモデルチェンジも2025年後半に予定されている
FXシリーズとはまったく異なる「S&Eシリーズ」。UDトラックスの「クエスター」をベースとする、いすゞの新興国向け大型トラックおよびセミトラクタで、中東やフィリピンなどでローンチが始められている