神奈川県大和市にある極東開発工業横浜工場。写真奥の建屋が小中型ダンプボディ生産ラインのある第2製缶工場
第2製缶工場
積載量2トンクラス小型トラックをベースとした標準型ダンプ完成車。トラックのメーカーやモデルを問わず荷台寸法や仕様はほぼ同じで、板厚などのバリエーション展開も同様である。ただしシャシーによってボディヒンジの設置位置やサブフレーム寸法に違いがある
小型ダンプボディ組立ライン。全長は76mある。「製缶」という表現だが、ここで缶を作っているわけではなく、金属製の大物コンポーネントを製造するという意味で用いられている
メインフレームを構成するチャンネル材にリブを取り付ける溶接ロボット
ボディヒンジを取り付ける溶接技能者。標準型でも100以上に及ぶ種類に対応するための治具の設置など、ロボットでは不可能な工程には熟練した人の能力が必要である
配膳されたサイドゲート(ボディ左右の開閉式アオリ)の中から、次の製品で使うサイドゲートをピッキングするロボット
メインフレームのフロア裏側への本溶接では、4本の横根太の溶接(もちろんロボットによる)を2つの工程に分けて効率化している。その様子を直接見ることはできない
サイドゲートヒンジなどボディ部品の本溶接工程
前壁(フロントパネル)の組付工程
フロントパネルは第2製缶工場内で組み立てられ、アッセンブル部品としてラインサイドへ供給・配膳する。配膳するのも無人の自動搬送台車(AGV)が行なう
テールゲートの組付工程。手前の架台に4枚見えている板状のアッセンブリ部品がテールゲートで、積荷を排出する際に開閉するあの部分だ。可動部位のためヒンジ関係を溶接している
オプション組付工程(手前の溶接技能者)と最終検査(検査員がしゃがんでチェックしている)。最終検査のボディにはオプションの飛散防止装置がみえる
ボディ組立ラインでの最終検査を完了したダンプボディは、AGVに載せられて塗装工場へ搬送される
塗装(電着塗装と上塗り塗装)が完了したダンプボディ。構内でサブフレーム、シャシーとの結合を待つ
標準型ダンプ完成車