港区が10月12日に公開した3代目みえる号。後部積込装置のサイドカバーが全面クリアカバーへ進化、積込装置の駆動と開閉を行う2種類の油圧シリンダがみやすくなった
eキャンターの標準キャブ・Sサイズバッテリー・ホイールベース2500mmシャシーをベースとした3代目みえる号。eキャンターは、キャビン右下にePTO(電動式動力取り出し装置)を装備して、架装物を駆動させる油圧ポンプなどを回すための動力が得られる。ディーゼル車と同一の上モノを架装するための重要な機能である
塵芥車後部の積込装置。積込装置には「圧縮板式」と「回転板式」の2種類があるが、3代目みえる号は前者で、港区の再利用推進キャラ・リユー助が描かれているのが、ホッパに投入されたごみの掻き込みと押し込みを行うプレスプレート(圧縮板)である
積込装置部のアップ。緑色のプレスシリンダが、プレスプレートを一連の動きを発生させる。橙色のテールゲートシリンダは、積込装置全体を上方へ跳ね上げて荷箱を開放する
積込装置からごみが送り込まれる荷箱内部も、サイド左右を大きくカットしているので丸見え。荷箱内は鮮やかなブルー(通常は黒)に塗装され、ごみを降ろすための排出板(これも油圧で動く)には、港区の環境キャラ・エコルが描かれている
荷箱サイド上部に設置された広報用のLED表示器とスピーカー。もちろん通常のごみ収集業務に携わる塵芥車には装備されないアイテムである
3代目みえる号のサイドビュー(写真:港区)
10月12日の区民まつりでお披露目された3代目みえる号。アンベールするのは港区の清家 愛区長と極東開発工業特装事業部長の木津輝幸取締役常務執行役員